2026年1月28日、雪印メグミルクは一部の牛乳・乳飲料について、賞味期限を「製造日を含む15日間」から「18日間」へと3日間延長すると発表しました(適用は2026年4月7日製造分から)。本記事では対象製品の一覧、延長の理由、消費者が知るべき保存条件と注意点、乳業界で進む賞味期限延長の潮流を酪農の視点で整理します。
変更の要点(概要)
- 変更内容:賞味期限(未開封、要冷蔵10℃以下)を製造日含む15日 → 18日(3日延長)
- 適用開始:2026年4月7日製造分から順次適用
- 対象:大型容器中心の9品目(下表参照)
- 目的:保存性の再検証に基づく食品ロス削減と流通効率化
対象製品一覧(大型容器中心)
以下は本発表で明示された対象製品の一覧です。容量・販売エリアの記載も併せて示します。
| 製品名 | 容量 | 販売エリア・備考 |
|---|---|---|
| 雪印メグミルク おいしい牛乳 | 1000ml・750ml・500ml | 全国 |
| 生乳しぼり1.0 低脂肪牛乳 | 1000ml・500ml | 北海道限定 |
| 味わい北海道しぼり | 1000ml | 北海道限定 |
| 毎日骨太 MBP | 900ml・500ml | 全国 |
| すっきりCa鉄 | 1000ml・500ml | 全国 |
| アカディ おなかにやさしく | 900ml・500ml | 全国 |
| 特濃 | 900ml・500ml | 全国 |
| 雪印コーヒー | 1000ml・500ml | 全国 |
| 雪印フルーツ | 1000ml | 近畿限定 |

注:小型容器(200mlなど)や一部商品は対象外です。販売エリアはメーカー発表に基づきます。
なぜ賞味期限を延長できたのか(技術的・行政的背景)
保存性と品質評価の見直し
製造後の微生物成長や官能評価(風味・酸味)を含む品質データを再検証し、未開封・要冷蔵条件下での安全性と風味保持が確認されました。酪農・乳業の現場では、充填工程と容器の衛生管理が重要であり、これらの改善が延長の前提です。
充填・容器技術の向上
無菌充填工程や遮光・遮酸性の高いパッケージ仕様が進化し、外的要因による品質劣化リスクが低下。これにより、実際の消費期間を長く見積もれる余地が生まれました。
行政方針との整合
農林水産省を中心とした食品ロス削減の取り組みと整合性がとれた形で、業界全体の延長動向に続く措置です。メーカーは科学的根拠に基づく賞味期限設定を行う必要があります。
消費者への影響と注意点
消費者メリット
- 買い置きが容易になり、まとめ買いの利便性が向上
- 家庭での廃棄が減り、家計の節約と環境負荷低減に寄与
- 流通の廃棄も減るため、供給ロスの改善が見込まれる
注意点(必ず守ること)
- 要冷蔵(10℃以下)での保存が前提:条件を外すと品質保持ができません。
- 開封後は速やかに消費:賞味期限延長は未開封条件の話であり、開封後の扱いは従来通りです(2~3日以内を推奨)。
- 異臭や凝固などの異常が見られたら廃棄:賞味期限は品質の目安であり、安全性の絶対保証ではありません。
乳業界の動向と他社比較
業界では既に他社が賞味期限を見直す事例があり、雪印メグミルクの今回の対応はその流れを加速させる可能性があります。具体的には、過去の延長事例やロングライフ製品の導入など、業界全体で保存性と食品ロス削減の両立を目指す動きが続いています。
消費者にとっては「メーカー表記(賞味期限・保存条件)に従う」ことが最も確実な安全策です。
よくある質問(FAQ)
Q1:賞味期限が切れた牛乳は飲めますか?
賞味期限は「おいしく飲める目安」です。期限超過後は味や風味の劣化が起こる可能性があり、消費は推奨しません。凝固・異臭がある場合は飲用不可です。
Q2:延長は開封後にも適用されますか?
いいえ。延長は未開封での保存を前提としたものです。開封後は早めに使い切ってください。
Q3:スーパーで買った場合、どのように扱えばよいですか?
購入後は速やかに冷蔵(10℃以下)に入れ、長時間車内等で放置しないでください。季節や流通状況により温度管理に差が出るため注意が必要です。
まとめ(結論)
- 雪印メグミルクは一部大型容器の牛乳・乳飲料について、賞味期限を15日→18日に延長(2026年4月7日製造分から適用)。
- 延長は保存性評価・充填・容器技術の改善と、食品ロス削減方針に沿った措置であり、家庭・流通での廃棄削減が期待される。
- 消費者は「未開封・要冷蔵(10℃以下)」の条件を守り、開封後は速やかに消費すること。異常があれば廃棄を。
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