赤ちゃんにヨーグルトはいつから?安全な始め方とおすすめ12選

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離乳食にヨーグルトを取り入れる家庭が増えています。この記事では「いつから与えるべきか」「どのヨーグルトを選ぶか」「初めての与え方や注意点」を管理栄養士と酪農現場の知見を交えて、月齢別にわかりやすく解説します。無糖プレーンを中心に、2025年のおすすめ商品も紹介しますので、初めての方でも安心して読み進められます。

ヨーグルトを始める目安(いつから)

一般的な目安は離乳食中期:生後7〜8ヶ月頃からです。赤ちゃんの消化機能が発達し、固形離乳食を少しずつ食べられるようになってから与えるのが安全とされています。

ポイント:メーカーのベビー用ヨーグルトでは「6ヶ月から」を促す商品もあります。商品表示やパッケージの年齢目安を確認してください(例:ベビーダノン)。

月齢別の目安(わかりやすく)

  • 初期(5〜6ヶ月):基本的にまだ与えない。まずは10倍粥や裏ごし野菜から。
  • 中期(7〜8ヶ月):小さじ1杯からトライ。消化やアレルギーを観察。
  • 後期(9〜11ヶ月):量を増やして50〜100g程度まで。果物と混ぜても可。
  • 完了期(12ヶ月〜):牛乳由来の食品を普通に取り入れられる時期。はちみつ入りは引き続きNG。

初めて与えるときの与え方:量・温度・頻度

初回は小さじ1杯(約5g)程度から。翌日〜数日は同量を続け、発疹・嘔吐・下痢・呼吸の変化などアレルギー兆候がないか観察しましょう。症状が出たら直ちに与えるのをやめ、医師に相談してください。

温度と保存

  • 冷たすぎるとお腹を刺激することがあるため、室温に近づけてから与えるのが安心。
  • 開封後は冷蔵保存し、できるだけ早めに食べ切る(目安:数日以内)。

頻度の目安

最初は毎日でなくてもOK。便通の変化や消化の様子を見ながら、1日おき〜毎日へ。乳糖不耐症の兆候(下痢や腹痛)が見られたら回数を減らすか一時中止しましょう。

赤ちゃんに適したヨーグルトの選び方(5つのポイント)

  1. 無糖・プレーンを選ぶ:加糖は虫歯や味覚形成の点で不利。まずは無糖が基本。
  2. 原材料がシンプルなもの生乳100%や乳製品主体で、香料・保存料が入っていないものが望ましい。
  3. 酸味が強すぎないタイプ:酸味が強いと赤ちゃんが嫌がることも。酸味控えめやベビー向けのマイルドな質感を選ぶ。
  4. 小分けパックは衛生的で便利:一食分ずつ分かれていると保存や持ち運びに便利です。
  5. 栄養強化や乳酸菌種類の確認:鉄・カルシウムが強化されている商品や、便秘対策に役立つビフィズス菌入りも選択肢になります。ただし成分をよく確認してから。

メリットとデメリット(注意点)

メリット

  • 腸内環境の改善:乳酸菌・ビフィズス菌で便通が整うことが多いです(プロバイオティクス)。
  • 栄養補給に便利:タンパク質・カルシウムを手軽に摂取できます。
  • 離乳食のバリエーションが広がる:果物やおかゆに混ぜるだけで食べやすくなります。

デメリット・注意点

  • 牛乳(乳製品)アレルギー:牛乳アレルギーの既往がある場合は特に慎重に。新しい乳製品を導入する際は少量ずつ確認しましょう。
  • 乳糖不耐症での下痢:体質により腹痛や下痢が出る場合があります。
  • はちみつ入りは1歳未満禁止:はちみつによる乳児ボツリヌス症のリスクのため、1歳未満には与えないでください。

おすすめ市販ヨーグルト(例・2025年の人気商品)

下は市場でよく見かける、赤ちゃんの離乳食に使いやすい代表的なヨーグルト例です。製品仕様や対象年齢は変わる可能性があるため、購入前に必ずパッケージ表記をご確認ください。

ベビーダノン(ダノン)

ベビー向けに作られ、パッケージに年齢目安を明記している製品があるため初期導入で人気。メーカー表示では6ヶ月からの目安もあります。

小岩井 生乳100%ヨーグルト

原材料がシンプルで離乳食アレンジに使いやすいタイプ。

明治 ブルガリアヨーグルト(LB81)

ビフィズス菌や乳酸菌の働きで腸内環境サポートに向く製品が多い。

森永 ビヒダス プレーン

便通改善の口コミが多いプレーンヨーグルト。

雪印メグミルク ナチュレ恵

低脂肪や食べやすさを重視する家庭に人気。

カスピ海ヨーグルト(フジッコ等)

ねばりがあり食感の変化を楽しめるタイプ。

※上記はあくまで「例」です。商品ラインナップ・配合菌株・表示はメーカーにより異なります。購入前にパッケージや公式サイトの表示を確認してください。

よくある質問(FAQ)

Q. ヨーグルトと牛乳、どちらを先に与えるべき?

A. 一般的には粉ミルクや母乳で「乳」の基本が問題なく飲めることを確認した後、ヨーグルト→チーズの順で進めることが推奨されます(タンパク量の違いによる)。少量ずつトライしましょう。

Q. 加糖のヨーグルトはいつから?

A. 基本は無糖プレーンを推奨。味付けが必要な場合は離乳完了期(12ヶ月以降)に少量検討するのが無難です。

Q. ヨーグルトで便秘が治る?

A. 乳酸菌やビフィズス菌が便通を改善することがありますが、全員に効くわけではありません。食物繊維や水分、運動など総合的な対策が大切です。 医師・栄養士に相談を: 本記事は管理栄養士と酪農現場の視点で作成していますが、個々の赤ちゃんの体質(アレルギー既往や特定の疾患など)に応じて判断が必要です。疑問がある場合は小児科や栄養士に相談してください。

まとめ(要点)

  • ヨーグルトは**離乳食中期(目安:生後7〜8ヶ月)**から少量ずつ開始が一般的。
  • 無糖・プレーンを選び、まずは小さじ1杯から様子を見る。
  • アレルギー(牛乳アレルギー・乳糖不耐症)や異常があれば中止し医師へ相談。
  • はちみつ入りは1歳未満禁止(乳児ボツリヌス症リスク)。
  • 小分けパックや酸味控えめの商品が離乳食導入には使いやすい。
  • おすすめ商品はベビーダノン等のベビー向けや、生乳100%タイプなど用途に合わせて選ぶ。

※本記事は情報提供を目的としており、診断・治療を意図するものではありません。疑問や異常がある場合は医師・専門家へご相談ください。

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この記事を書いた人

神奈川県横浜市の非農家に生まれる。実家では犬を飼っており、犬部のある神奈川県立相原高校畜産科学科に進学。同級生に牛部に誘われ、畜産部牛プロジェクトに入部。牛と出会う。

大学は北海道の酪農学園大学に進学。サークルの乳牛研究会にて会長を務める。ゼミでは草地・飼料生産学研究室に所属。

今年で酪農歴10年!現在は関西の牧場にて乳肉兼業農場の農場長として働いています。

【保有免許・資格・検定】普通自動車免許・大型特殊免許・牽引免許・フォークリフト・建設系機械・家畜商・家畜人工授精師・日本農業技術検定2級・2級認定牛削蹄師

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