道東暴風雪 2025:停電と牛乳集荷遅れの影響・酪農家が取るべき対策

道東暴風雪2025による停電で発電機を稼働する酪農家と、雪道で集荷が遅れる牛乳タンクローリー 酪農NEWS
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2025年12月14〜15日に発生した北海道道東の暴風雪は、道東を中心に記録的大雪と強風をもたらし、一時的に広域で停電が発生しました。これにより牛乳の集送乳(集荷・配送)に遅れが出ており、酪農現場では搾乳機や冷却装置の停止による生乳品質低下・廃棄リスクが懸念されています。本記事では(1)被害の最新状況(停電戸数・運休情報)、(2)酪農現場が取るべき緊急対策、(3)今後の復旧見通しと情報収集の窓口を分かりやすくまとめます。

要点

  1. 被害の現状:大雪・強風で停電・JR運休・道路通行止めが発生し、集送乳に遅延。
  2. 現場のリスク:停電で搾乳機・バルククーラーが停止すると生乳品質低下と廃棄リスクが急増。
  3. 即行動:安全確保ののち自家発電・協同移送・近隣連携で冷却を維持。

現状まとめ(2025年12月15日時点)

急速に発達した低気圧により、道東(釧路・根室・網走など)で大雪と猛吹雪、広域停電が発生しています。 これに伴い、集送乳の遅延が現実のものとなっています。

現場で確認されている主な影響

  • 広域停電により搾乳機・冷却装置が停止するリスク
  • 道路通行止めでタンクローリー到着が遅延・集荷不能
  • 鉄道・航空の運休で物流回復が長期化する可能性
牧場から生乳を運ぶミルクローリーの牛乳輸送車
牧場の生乳をクリーンに運ぶミルクローリー。衛生管理された専用タンクが特徴。

酪農現場向け:緊急対応(結論→理由→具体策)

結論:人と家畜の安全確保を最優先し、そのうえで「電源」「冷却」を死守してください。

① 安全確保(最優先)

  • 落雪・電線・視界不良を必ず確認
  • 暗所・吹雪下での無理な作業は避ける

② 電力確保(自家発電・燃料管理)

  • 発電機がある場合:冷却設備を最優先で稼働
  • 無い場合:近隣牧場・自治体の非常用貸出を確認
  • 接続は必ず有資格者が実施

③ 生乳保全(冷却・短期移送)

  • 冷却タンク温度を定期記録
  • 可能なら小分けして保冷
  • 近隣・酪農組合へ即連絡
  • 廃棄判断前に必ず写真・ログを保存

④ 報告と記録

  • 集荷会社へ写真付きで状況報告
  • 搾乳量・停止時間・温度を記録

物流・供給面への影響

学校給食・市販流通で供給遅延が想定されます。 自治体・学校・流通事業者との早期情報共有が重要です。

長期的に備えるポイント

  • 冬季の燃料備蓄・発電機点検
  • 近隣農場との相互支援体制整備
  • 災害記録の保存(補助金・保険対応)

よくある質問(FAQ)

Q. 停電で冷却が止まったら即廃棄?

いいえ。まずは温度記録・移送可能性・協力体制を確認してください。

Q. 発電機が無い場合は?

近隣貸借・早期連絡・保冷材活用が有効です。

Q. 廃棄乳の補助は?

対象になる場合があります。記録保存が重要です。

最後に

  • 結論:道東暴風雪は牛乳集荷と電力供給に重大な影響を与えており、短期的な生乳廃棄リスクが存在する。
  • 要点1(被害):停電は一時数千〜数万戸発生、JR・航空の欠航・運休も多数で物流が混乱。
  • 要点2(農場対応):搾乳・冷却装置の停電対策(自家発電・速やかな移送手配・協同集荷の調整)を最優先に。

安全第一最優先」。 被害を抑える鍵は、日頃の準備と地域連携です。


※本記事は2025年12月15日時点の情報に基づいています。最新情報は必ず一次情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

神奈川県横浜市の非農家に生まれる。実家では犬を飼っており、犬部のある神奈川県立相原高校畜産科学科に進学。同級生に牛部に誘われ、畜産部牛プロジェクトに入部。牛と出会う。

大学は北海道の酪農学園大学に進学。サークルの乳牛研究会にて会長を務める。ゼミでは草地・飼料生産学研究室に所属。

今年で酪農歴10年!現在は関西の牧場にて乳肉兼業農場の農場長として働いています。

【保有免許・資格・検定】普通自動車免許・大型特殊免許・牽引免許・フォークリフト・建設系機械・家畜商・家畜人工授精師・日本農業技術検定2級・2級認定牛削蹄師

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