ナチュラルチーズとは?種類・製造方法・栄養をフレッシュからハードまで徹底解説

ナチュラルチーズの種類と特徴 乳製品
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ナチュラルチーズは、生乳を乳酸菌やレンネットで凝固させて作る発酵食品で、種類ごとに風味や栄養が大きく異なります。本記事では「ナチュラルチーズ 種類」「ナチュラルチーズ 製造方法」「ナチュラルチーズ 栄養」を軸に、代表的なタイプの特徴、家庭でできる簡単な作り方、妊婦や保存時の安全対策、毎日取り入れやすい食べ方まで、丁寧に解説します。

ナチュラルチーズとは? — プロセスチーズとの違い

ナチュラルチーズは、生乳を乳酸菌や凝乳酵素(レンネット)で凝固させ、ホエイ(乳清)を除去して作るチーズで、発酵・熟成により風味や食感が変化します。一方、プロセスチーズはナチュラルチーズを溶かして乳化剤などを加え再成形した加工品であり、保存性や均一性が高いのが特徴です。

チーズ売り場に並ぶホールチーズ
売り場に並ぶ多彩なホールチーズ

ナチュラルチーズの主な種類

日本ではナチュラルチーズをおおむね6〜7タイプに分類して紹介することが多く、用途によって使い分けができます。

  • フレッシュタイプ(非熟成):モッツァレラ、カッテージチーズ、リコッタ(さっぱり・水分多め。サラダやピザに)
  • 白カビタイプ:カマンベール、ブリー(クリーミーでワインに合う)
  • 青カビタイプ:ゴルゴンゾーラ、ロックフォール(強い風味、ソースやサラダに)
  • ウォッシュタイプ:エポワスなど(洗い熟成で個性的な香り)
  • シェーブル(山羊乳):独特の酸味と香り
  • セミハード・ハード:チェダー、ゴーダ、パルミジャーノ(長期熟成で旨味が凝縮)
  • セミソフト:ハバーティなど(柔らかく料理にも使いやすい)

初心者はまず「モッツァレラ」「カッテージチーズ」「カマンベール」などクセの弱いものから試すと失敗が少ないです。

青かび・ウォッシュ・白かび・セミハード・モッツァレラのチーズ食べ比べ
4種類のチーズを食べ比べ(青かび・ウォッシュ・白かび・セミハード・モッツァレラ)

ナチュラルチーズの製造工程(家庭向けの簡易版も)

一般的な製造工程は以下の通りです:殺菌 → スターター乳酸菌・レンネット添加 → 凝固(カード形成)→ カットしてホエイ除去 → 成形・塩漬け → 熟成(タイプによる)。熟成管理(温度・湿度)は風味決定の要です。

家庭での簡単レシピの流れ(例:カッテージチーズ)

  1. 牛乳を加熱(市販の低温殺菌牛乳を推奨)
  2. 酢やクエン酸を入れて凝固させる
  3. 凝乳を布で濾して水分を切る(固さで水切り時間を調整)
  4. 塩で味を整えて完成(フレッシュタイプ)

※家庭製造では衛生管理が重要です。長期保存や白カビ・青カビチーズの家庭での熟成はリスクが伴うため注意してください。

ナチュラルチーズの歴史(日本での始まり)

現代的な西洋型チーズは古くから存在しますが、日本での本格的なチーズ製造は明治時代に始まり、1875年に北海道でチェダーチーズの製法の導入が行われた記録が残ります。以後、国内での製造・普及が進みました。

ナチュラルチーズの栄養価と期待される効果

チーズは乳を凝縮した食品のため、栄養が高く凝縮されています。代表的な栄養素(タイプにより差あり)は以下の通りです:たんぱく質、カルシウム、ビタミンA、ビタミンB群(特にB2・B12)。例えば市販の6Pチーズ(参考値)では100gあたりたんぱく質約20g、カルシウム約580mgといった成分例が報告されています。

期待できる効果

  • 骨・歯の健康:カルシウム摂取源として有効
  • 筋肉の材料:良質なたんぱく質
  • 腸内環境のサポート:生きた乳酸菌を含むタイプは腸に良い影響を与える場合がある(ただし全てのチーズが該当するわけではありません)
  • ビタミン補給:脂溶性ビタミンAやビタミンB群が含まれます

高エネルギー食品なので、目安量は1日20〜30g(例:薄切りで1〜2枚分、もしくはパルメザン小さじ1〜2)を意識すると無理なく取り入れられます。

安全性・注意点(妊婦、保存、アレルギー)

妊婦・免疫力低下時の注意

海外由来の非加熱(未殺菌)ナチュラルチーズにはリステリア菌が混入することがあり、妊婦や高齢者など免疫が低い方は重症化リスクがあります。国内の食品行政や保健所の指導に従い、妊婦は加熱済み(75℃程度で数分加熱)や「殺菌済み」と明示された製品を選ぶことが推奨されています。

保存と取り扱いのポイント

  • 冷蔵保存が基本(製品ごとの表示に従う)
  • カット面はラップで密閉、早めに消費
  • 白カビ・青カビタイプは専用の保存法あり(包装の指示に従う)

アレルギー

乳アレルギーのある方は原則避けてください。乳糖不耐症の方は少量・熟成の深いハードタイプのほうが負担が少ない場合がありますが、個人差が大きいので専門医に相談してください。

おすすめの食べ方・簡単レシピ

  • カプレーゼ:モッツァレラ+トマト+バジル(オリーブオイル、塩でシンプルに)
  • パルミジャーノ:仕上げにすりおろして香りと旨味をプラス
  • 青カビチーズ:はちみつ+クラッカーで甘じょっぱい組合せ
  • 簡易チーズトースト:セミハードやとろけるタイプをパンにのせて焼くだけ
カプレーゼサラダ
モッツァレラとトマトのカプレーゼ

よくある質問(Q&A)

Q. ナチュラルチーズとプロセスチーズ、どちらが健康に良い?

A. 一般的には添加物が少なく乳酸菌や風味を楽しめるナチュラルチーズが好まれますが、用途や保存性を考えるとプロセスチーズが便利な場面もあります。個々の成分表を確認して選びましょう。

Q. チーズを毎日食べても良い?

A. 少量(20〜30g程度)を目安にすると栄養面の利点を享受しやすく、過剰摂取によるエネルギー過多や塩分過多を避けられます。

まとめ

  • ナチュラルチーズは生乳を発酵・凝固させて作る食品で、フレッシュ・白カビ・青カビ・ウォッシュ・シェーブル・セミハード/ハード・セミソフトなどに分類される。
  • プロセスチーズとは製法と添加物の有無で違いがあり、ナチュラルチーズは風味・乳酸菌・栄養が魅力。用途に応じて使い分けよう。
  • 製造は「殺菌 → スターター乳酸菌・レンネット添加 → 凝固 → ホエイ除去 → 成形・熟成」が基本。家庭ではフレッシュ系(例:カッテージ)の簡易製法が試しやすい。
  • 栄養面では良質なたんぱく質・カルシウム・ビタミン(A・B群)を含み、骨や筋肉、肌・エネルギー代謝に寄与。ただし高カロリー・塩分に注意し、目安は1日20〜30g程度。
  • 妊婦・免疫低下時は海外産の未殺菌チーズにリステリア感染リスクがあるため、殺菌済み表示または加熱しての摂取を推奨。保存は表示に従い冷蔵で早めに消費すること。
  • 食べ方は用途に応じて:モッツァレラはカプレーゼ、パルミジャーノは仕上げのトッピング、青カビははちみつやナッツと相性が良い。日常に取り入れやすい少量習慣がおすすめ。

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出典(参考):

  • チーズの定義・区分(雪印メグミルク チーズクラブ). :contentReference[oaicite:6]{index=6}
  • ナチュラルチーズの分類(Natori 等). :contentReference[oaicite:7]{index=7}
  • 日本でのチーズ製造の歴史(雪印メグミルク:1875年の記録). :contentReference[oaicite:8]{index=8}
  • 栄養成分例(チーズの栄養・雪印メグミルクのデータ). :contentReference[oaicite:9]{index=9}
  • リステリア菌に関する注意(厚生労働省). :contentReference[oaicite:10]{index=10}
この記事を書いた人

神奈川県横浜市の非農家に生まれる。実家では犬を飼っており、犬部のある神奈川県立相原高校畜産科学科に進学。同級生に牛部に誘われ、畜産部牛プロジェクトに入部。牛と出会う。

大学は北海道の酪農学園大学に進学。サークルの乳牛研究会にて会長を務める。ゼミでは草地・飼料生産学研究室に所属。

今年で酪農歴10年!現在は関西の牧場にて乳肉兼業農場の農場長として働いています。

【保有免許・資格・検定】普通自動車免許・大型特殊免許・牽引免許・フォークリフト・建設系機械・家畜商・家畜人工授精師・日本農業技術検定2級・2級認定牛削蹄師

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