東毛酪農63℃レビュー|63℃低温殺菌で生クリームが浮く理由とソラマチ実飲レポ

東毛酪農63℃の低温殺菌牛乳とソラマチ店 乳製品
東京ソラマチで味わえる東毛酪農63℃
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東京ソラマチで、評判の「東毛酪農63℃」のフレッシュミルクを実際に飲んでみました。63℃でじっくり殺菌することで生まれる自然な甘みと、静置すると浮く“クリームライン”――地元・群馬の酪農家が手がけるその味と背景(学校給食での採用や製法のこだわり)を、写真と一次体験を交えて分かりやすく解説します。

1. 東毛酪農63℃とは — 製法と何が違うのか

東毛酪農63℃は群馬県の東毛酪農業協同組合が手掛ける低温殺菌牛乳ブランドです。 名前の由来は63℃で30分間行うパスチャライズド(低温殺菌)法で、さらにノンホモジナイズド(脂肪球を壊さない)製法を採用している点が最大の特徴です。これにより製品は「生クリームが浮く」外観とコクを持ちながら、後味はすっきりしています。

なぜ63℃で30分?(科学的に見た利点)

高温短時間(UHT)処理は長期保存に有利ですが、加熱が強いため風味や一部の栄養素が変性します。低温で長時間処理するパスチャライズド法は、たんぱく質の変性を抑え風味を残すため、牛乳本来の甘みや香りが強く感じられます。学校給食での導入背景もあり、飲みやすさを重視した処方です。

2. ソラマチ店での実飲レビュー(筆者の一次体験)

東毛酪農63℃低温殺菌牛乳とソラマチ店フレッシュミルクの写真
東毛酪農63℃低温殺菌牛乳のフレッシュミルク

ソラマチ店ではソフトクリームが目当ての来店客も多いですが、今回はフレッシュミルクを注文しました。第一印象は「砂糖を入れていないのに甘く感じる」こと。これは乳中の微量糖(ラクトース)や風味成分が壊れにくいために起きる現象で、低温処理の恩恵です。時間を置くと表面にうっすらと生クリームが浮き、混ぜずに飲むことでミルク本来の層ごとの味わいが楽しめます。

実用メモ:混ぜずに少しずつ味わうと、ミルクとクリームの“二段構え”の風味を楽しめます。

3. 商品ラインナップ・購入方法・価格感

主な商品は東毛酪農低温殺菌牛乳 1000ml(ほかに500mlなど)で、公式通販や一部ECサイト、店舗で購入可能です。製品ページには栄養成分(100gあたり:エネルギー 約65kcal、たんぱく質3.3g等)や保存条件(製造日を含め7日間・要冷蔵10℃以下)が明記されています。

商品容量目安価格
東毛酪農低温殺菌牛乳 63℃1000ml約475〜1,200円(店舗・通販による)
同・500ml500ml価格は販路により変動

保存のコツ:到着後は10℃以下で保存し、できるだけ早めに消費すること。ボトルを激しく振るとクリームラインが混ざるため、クリームを楽しみたい場合は静置してから少量ずつ取るのがおすすめです。

東毛酪農63℃ソラマチ店のメニュー写真
東毛酪農63℃ ソラマチ店のメニュー

4. 栄養・健康面のポイント(専門家コメント)

低温処理は一部の熱に弱い成分(ビタミンなど)の損失を抑えるため、風味だけでなく栄養面でも利点があります。ただし加熱温度が低い分、保存期間は短く設計されているため「鮮度管理」が重要です。乳糖不耐症の方、牛乳アレルギーの方は医師に相談してください。

5. よくある質問(FAQ)

Q. 賞味期限は?

A. 製造日を含めて7日間が目安(要冷蔵10℃以下)。商品のラベル・公式説明を確認してください。

Q. 「ノンホモ」はどう違う?

A. ノンホモジナイズドは脂肪球を壊さない処理で、時間経過でクリームが浮きやすく、口当たりに“変化”が出ます。クリームラインを楽しむ飲み方が向いています。

Q. ソラマチの店舗情報は?

A. 東京ソラマチ4Fに常設店があり、ソフトクリームやミルクドリンクを販売しています。営業時間や定休日は施設に準じるため事前確認を推奨します。

東京ソラマチ4階の東毛酪農63℃店舗外観写真
東毛酪農63℃ ソラマチ店外観

6. 結論

東毛酪農63℃は「酪農家の管理された生乳を、風味を残して届ける」ことを重視した製品です。飲みやすさと素材の良さを重視する方、ソフトクリームでミルクのコクを楽しみたい方、また給食由来の飲みやすさを重視する学校・保育関係者にも薦められます。通販で買う場合は到着と保存計画を立てて受け取るのがポイントです。

参考・出典:

  • 東毛酪農業協同組合 63℃インフォメーション・商品ページ(殺菌温度・栄養・保存期間)。
  • 東京ソラマチ 公式ショップページ(ソラマチ店舗説明)。
  • 各種店舗ページ・口コミ(食べログ等)。
  • 東毛酪農 公式通販ページ(商品購入情報)。

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この記事を書いた人

神奈川県横浜市の非農家に生まれる。実家では犬を飼っており、犬部のある神奈川県立相原高校畜産科学科に進学。同級生に牛部に誘われ、畜産部牛プロジェクトに入部。牛と出会う。

大学は北海道の酪農学園大学に進学。サークルの乳牛研究会にて会長を務める。ゼミでは草地・飼料生産学研究室に所属。

今年で酪農歴10年!現在は関西の牧場にて乳肉兼業農場の農場長として働いています。

【保有免許・資格・検定】普通自動車免許・大型特殊免許・牽引免許・フォークリフト・建設系機械・家畜商・家畜人工授精師・日本農業技術検定2級・2級認定牛削蹄師

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