相原高校養牛部、全国大会出場決定|第16回全日本ホルスタイン共進会へ:クラウドファンディング実施中

相原高校養牛部 全国大会挑戦 全日本ホルスタイン共進会 酪農
相原高校養牛部、全日本ホルスタイン共進会に挑む
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神奈川県立相原高校の養牛部が、2025年10月23日〜26日に北海道・安平町で開催される「第16回全日本ホルスタイン共進会」への出場を決めました。出場牛「アイハラアミュレットコハナ」を中心に、部員たちが日々積み重ねてきた管理・トレーニングの様子、遠征にかかる費用や支援の状況まで、現場目線で分かりやすくお伝えします。OBとしての経験も交え、読者がすぐに応援できる方法も紹介します。

大会の概要 — 「全日本ホルスタイン共進会」とは

全日本ホルスタイン共進会は、ホルスタイン種の優秀な牛を競う国内最大級の大会で、畜産関係者や生産者、教育機関が一堂に会する場です。乳牛の体型、健康、構成・歩様など多角的な観点で審査され、出場校・出品者には高度な管理技術と長期的な取り組みが求められます。

相原高校のホルスタイン|共進会に出場する乳牛
平成29年度神奈川県乳牛共進会に出場した相原高校の牛

相原高校養牛部の出場情報(今回の要点)

  • 大会名:第16回全日本ホルスタイン共進会(北海道・安平町)
  • 開催日:2025年10月23日〜26日
  • 出場牛:「アイハラアミュレットコハナ」(乳牛) — 相原高校養牛部で飼養・育成
  • 県予選:神奈川県家畜集合センター(2025年9月20日)で上位入賞し代表選出
北海道安平町 第16回全日本ホルスタイン共進会 会場全景
北海道・安平町で開催されるホルスタイン共進会の会場

部の規模

乳牛10頭・肉牛5頭を飼育。日々の搾乳・給餌・健康管理を通じて、次世代の酪農人材を育成しています。

部の思い

農業や地元・相模原を盛り上げたい」という想いで活動。地域イベントや食育にも積極的に参加しています。

神奈川県相原高校出身者に関連する相原牛乳の瓶入りイメージ
相原牛乳:母校ゆかりの濃厚な瓶入り牛乳

準備の舞台裏:現場で必要なこと(輸送・健康管理・トレーニング)

大会に向けた準備は、単に「良い牛」を連れて行くだけではありません。長距離輸送、宿泊先での飼養、当日のコンディション調整など、細かな配慮が必要です。ここでは現場目線で重要ポイントを解説します。

1) 健康チェックと獣医対策

出発前に必須の健康診断とワクチン・寄生虫チェック。獣医と連携して輸送ストレスを低減するための投薬や給餌スケジュールを決めます。体調が最優先です。

2) 輸送計画と振動対策

長距離の輸送は牛にとって大きなストレスです。輸送車の選定、搬入・搬出の順序、休憩ポイント、吸湿・通気の管理などを綿密に計画します。輸送中の水分補給と敷料の調整も重要です。

3) 競技会場での整備(毛刈り・歩様の調整)

審査は見た目(体型)だけでなく、歩様や被毛の光沢など健康の指標も見られます。毛刈りや毛並みの手入れ、体を見せるための立たせ方の練習が鍵となります。

費用の目安(大会参加に必要な総額:約1,200,000円)

大会参加にかかる主な経費を現場で使える形で整理すると、次のような内訳が現実的です(概算)。この内訳を明示することで、支援者に「何に使われるか」を明確に示せます。

項目概算金額
輸送費(車両チャーター・運搬)¥300,000
宿泊費(部員・引率教員分)¥200,000
飼料・薬品・特別管理¥250,000
会場登録費・装備(出品用品)¥150,000
搬入・保険・搬送用消耗品¥100,000
予備費(不測の事態対応)¥200,000
合計¥1,200,000

クラウドファンディングと支援の呼びかけ

相原高校養牛部は、遠征費用と準備費用をまかなうためにクラウドファンディングを実施しています(プラットフォーム:Yellz/期間:2025年9月26日〜10月31日/目標:¥1,200,000)。

支援は「寄付」だけでなく、情報の拡散(SNSでのシェア)、地元企業への紹介、応援コメントの投稿など、さまざまな形で可能です。特に地域のOB・OGネットワークは大きな力になります。

クラウドファンディングで支援する

OBとしての一言(僕の経験から)

僕は10年前、相原高校の畜産部牛プロジェクトで第14回全日本ホルスタイン共進会に参加した経験があります。当時も多くの方に支えられて参加できました。遠征の準備は大変ですが、その分だけ得られる学びと絆は計り知れません。今の部員たちにとって、この挑戦は技術を磨くだけでなく「未来の酪農」を考える貴重な機会です。

相原高校出品牛 第14回全日本ホルスタイン共進会
「第14回全共に出場した相原高校のホルスタイン

OBとしてできることは多くあります。まずは情報を拡散し、資金面や物理的支援をつなぐこと。もしあなたがこの活動に共感するなら、ぜひシェアや紹介、応援コメントで力を貸してください。

第14回全日本ホルスタイン共進会 出場記念メダル
第14回全共出場を記念するメダル

よくある質問(FAQ)

Q1: 大会はいつ・どこで開催されますか?

A1: 第16回全日本ホルスタイン共進会は北海道・安平町で、2025年10月23日〜26日に開催されます。

Q2: 出場牛の名前は何ですか?

A2: 出場予定の乳牛は「アイハラアミュレットコハナ」です。相原高校の部員たちが日々育てています。

Q3: 支援(寄付)はどこでできますか?

A3: 現在はクラウドファンディング(プラットフォーム:Yellz)で支援を受け付けています。プロジェクトページから金額を選んで支援してください。

Q4: 目標金額と用途は?

A4: 目標は合計で約¥1,200,000。輸送、宿泊、飼料・薬品、出品装備、予備費などに使われます(上記の内訳参照)。

Q5: 見学や大会当日のボランティア参加は可能ですか?

A5: 会場のルールに依りますが、見学は可能な場合が多いです。詳細は主催団体や学校の告知をご確認ください。応援に行ける場合は部へ事前連絡をお願いします。

まとめ:未来の酪農をつなぐ一歩

  • 相原高校養牛部は県予選を突破し、第16回全日本ホルスタイン共進会(北海道・安平町)へ出場。出場牛は「アイハラアミュレットコハナ」。
  • 大会準備は健康管理・輸送計画・トリミング等の綿密な作業が必要で、現場では獣医連携や輸送対策が重要。
  • 遠征に必要な総額は約¥1,200,000(輸送・宿泊・飼料・装備・予備費を含む)と見積もられており、現在クラウドファンディング等で支援を募集中。

相原高校養牛部の全国大会出場は、部員たちの努力と地域の支えがあってこそ実現する挑戦です。資金的な支援だけでなく、情報の拡散や応援コメント、OBネットワークの活用が大きな力になります。ぜひこの記事をシェアし、若い酪農人材の挑戦を一緒に後押ししてください。

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この記事を書いた人

神奈川県横浜市の非農家に生まれる。実家では犬を飼っており、犬部のある神奈川県立相原高校畜産科学科に進学。同級生に牛部に誘われ、畜産部牛プロジェクトに入部。牛と出会う。

大学は北海道の酪農学園大学に進学。サークルの乳牛研究会にて会長を務める。ゼミでは草地・飼料生産学研究室に所属。

今年で酪農歴10年!現在は関西の牧場にて乳肉兼業農場の農場長として働いています。

【保有免許・資格・検定】普通自動車免許・大型特殊免許・牽引免許・フォークリフト・建設系機械・家畜商・家畜人工授精師・日本農業技術検定2級・2級認定牛削蹄師

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