ホクレン初妊牛相場2025:盆明け後も横ばい推移か?価格データと背景を徹底分析

2025年ホクレン初妊牛相場の価格推移グラフ 酪農
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北海道の酪農市場を牽引するホクレン初妊牛相場は、2025年7月時点で平均579,000円と高水準を維持しています。例年、盆明けは秋分娩需要の増加で相場が動きやすい時期ですが、今年は猛暑による輸送リスクや飼料価格の高止まりが影響し、横ばい推移が有力視されています。本記事では、最新の価格データと市場背景から、盆明け後の相場見通しを詳しく解説します。

牛さん
牛さん

2025年7月、ホクレン初妊牛相場は高水準の約57.9万円!

ホクレン初妊牛相場の最新動向(2025年7月時点)

2025年7月のホクレン初妊牛相場は平均579,000円
これは前月比で10,000円安、前年同月比では132,000円高と、弱含みながらも依然として高水準を維持しています。

取引頭数は1,782頭。高値は1,243,000円、安値は155,000円と幅広く、地域別では以下のような差が見られます。

  • 十勝:615,000円
  • 南北海道:507,000円
  • 豊富:530,000円
  • 北見:581,000円
  • 根室:570,000円
  • 釧路:552,000円

こうしたデータからも、北海道内の地域ごとに需給や導入需要の強弱が異なることが分かります。

牛さん
牛さん

2025年7月の平均相場は57.9万円!前年同月比で13.2万円の大幅高!


盆明け後も横ばい推移が見込まれる理由

上昇圧力となる要因

  1. 乳牛資源の減少
    北海道全体で離農や高齢化が進み、初妊牛の供給頭数は減少傾向。需要が供給を上回りやすい状況です。
  2. 秋分娩シーズン入り
    8月後半からは秋分娩中心の出回りとなり、更新需要が増す時期です。

下押し要因

  1. 猛暑による輸送リスク
    高温が長引くことで輸送中の牛の負担が増し、導入を控える動きが出ています。
  2. 飼料価格の高止まり
    円安と国際情勢の影響で輸入飼料価格が高騰。経営コストが増加し、購買意欲が抑制されています。
  3. 子牛相場の下落
    以前は10万円前後だったヌレ子(未離乳子牛)が3〜4万円まで下落した事例もあり、初妊牛の導入を控える農家も増えています。

これらの要因がバランスすることで、盆明け後も平均570,000〜600,000円前後での横ばい推移が有力視されています。

牛さん
牛さん

乳牛資源減少で供給が不足。需要が相場を押し上げ!


2025年の価格推移データ

平均価格取引頭数前月比備考
5月659,000円1,889頭春分娩需要で高値
6月589,000円1,552頭▲70,000円暑熱期の輸送控え
7月579,000円1,782頭▲10,000円導入需要の低下

2018年に100万円を超えていた価格は一時70万円を割りましたが、近年は資源減少によって回復傾向が見られます。

牛さん
牛さん

2025年5月は春分娩需要で65.9万円の高値を記録!


酪農現場と市場関係者の声

  • 「猛暑で輸送リスクが高く、導入時期を慎重に見極めている」
  • 「乳牛資源の減少は深刻で、今後も価格は底堅いだろう」
  • 「飼料コストが下がらない限り、積極的な導入は難しい」

SNS上でも「猛暑で乳牛の搾乳量が減っている」「枝肉価格の上昇懸念」といった声が増えており、市場への影響が注目されています。

牛さん
牛さん

猛暑による輸送リスクで導入時期を慎重に判断!


まとめ

  • 2025年7月のホクレン初妊牛相場は平均579,000円
  • 盆明け後も570,000〜600,000円前後での横ばい推移が有力
  • 上昇要因は乳牛資源の減少と秋分娩需要
  • 下押し要因は猛暑の輸送リスクと飼料高騰、子牛相場の下落

相場は季節要因と需給バランスによって変動します。
最新の市場情報はホクレン公式市場情報Jミルクの公表データを確認することが重要です。

牛さん
牛さん

盆明け後も57〜60万円の横ばい推移が予想される!


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この記事を書いた人

神奈川県横浜市の非農家に生まれる。実家では犬を飼っており、犬部のある神奈川県立相原高校畜産科学科に進学。同級生に牛部に誘われ、畜産部牛プロジェクトに入部。牛と出会う。

大学は北海道の酪農学園大学に進学。サークルの乳牛研究会にて会長を務める。

今年で酪農歴10年!現在は関西の牧場にて乳肉兼業農場の農場長として働いています。

毎日牛乳1L飲んでます!

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