バスクチーズケーキとは?歴史と作り方|スペイン発祥スイーツの作り方

黒く焦げた表面とトロトロの中心が特徴のバスクチーズケーキ 乳製品
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バスクチーズケーキ(Basque Cheesecake)は、スペイン・バスク地方発祥のスイーツで、外側を香ばしく焦がした表面と内側のトロトロ食感が魅力です。日本でも「バスチー」として人気が高まり、コンビニやカフェでも定番化しました。本記事では、バスクチーズケーキの歴史や他のチーズケーキとの違い、初心者でも作れる簡単レシピをご紹介します。

バスクチーズケーキとは? — 特徴を手短に

バスクチーズケーキ(Basque Cheesecake)は、スペイン北部のバスク地方で生まれたチーズケーキの一種で、外側を意図的に黒く焦がすことで得られるほろ苦さと、内側の濃厚でとろりとした食感が特徴です。クラスト(土台)は使わず、材料はクリームチーズ・砂糖・卵・生クリーム・少量の粉類というシンプル構成が基本。

バスクチーズケーキ|表面こんがり、中は濃厚でとろける手作りスイーツ
表面こんがり、濃厚なバスクチーズケーキ

歴史と起源

バスクチーズケーキは1990年代にサン・セバスティアンのバル「La Viña(ラ・ヴィーニャ)」のシェフが提供したのが起源とされます。元々は家庭的な一品でしたが、2010年代以降に国際的な注目を浴び、各国でアレンジが加えられるようになりました。日本では2018年ごろから急速に人気となり、コンビニやカフェで手軽に楽しめるようになった経緯があります。

トロトロ食感の科学 — どうして「トロトロ」になるのか

ここは少し専門的に。食感の要因は主に以下の3点です。

  • 高温での焼成による表面化学変化:高温で短時間焼くことで、表面のタンパク質や糖が褐変(メイラード反応など)し“黒く焦げた”香ばしさが生まれます。
  • 内部のタンパク質の凝固度合い:卵と乳タンパク質(クリームチーズ・生クリーム)の加熱による凝固の仕方を調整すると、中心部は完全に固まらずとろりとした状態を残せます。均一に熱を入れすぎないことが重要です。
  • 脂肪分と水分のバランス:生クリームとクリームチーズの脂肪分が滑らかさを与え、薄力粉やコーンスターチはごく少量で「つなぎ」として内部のテクスチャーを安定させます。

つまり、レシピはシンプルでも“温度管理”と“材料バランス”が食感を決める鍵です。

自宅で作れる!バスクチーズケーキの基本レシピ(15cm型・4〜6人分)

材料(目安)

  • クリームチーズ:300g(常温に戻す)
  • グラニュー糖:90g
  • 卵:3個(溶きほぐす)
  • 生クリーム:150g(35%推奨、常温)
  • 薄力粉またはコーンスターチ:8g(ふるう)
  • バニラエッセンス:少々(お好みで)
  • レモンの皮のすりおろし:少々(お好みで)

道具

  • 15cm丸型(深さ4〜5cm推奨)
  • クッキングシート(底と側面を高く立ち上げられるもの)
  • ボウル、ハンドミキサーまたはゴムベラ

コスト目安:材料合計で1,000〜1,500円程度(地域やブランドで変動します)

作り方(ステップ)

  1. 下準備:オーブンを230〜250℃に予熱します(家庭用オーブンは最大温度に合わせて調整)。型にクッキングシートを敷き、側面を高めにして立ち上げます。
  2. クリームチーズを柔らかくする:ボウルにクリームチーズを入れ、滑らかになるまでヘラまたはハンドミキサーでよく混ぜます。
  3. 砂糖を入れて混ぜる:砂糖を加え、さらに混ぜてなめらかに。
  4. 卵を2〜3回に分けて加える:溶き卵を少量ずつ加え、その都度よく混ぜます。分離しないように徐々に加えるのがコツ。
  5. 生クリームを加える:常温の生クリームを加え、均一になるまで混ぜます。バニラやレモン皮を入れる場合はここで。
  6. 薄力粉をふるい入れる:最後に薄力粉(またはコーンスターチ)をふるい入れ、ダマが残らないようにさっくり混ぜます。
  7. 型に流し入れ、焼く:生地を型に流し入れ、予熱したオーブンで焼きます。目安は230〜250℃で20〜30分。表面が強く褐色〜黒色になり、中央がまだゆらゆらする程度が理想。
  8. 冷ます:焼き上がったら常温で冷まし、粗熱が取れたらラップをかけて冷蔵庫で一晩寝かせます。これにより内部の食感が落ち着きます。

ポイント(焼き時間と温度)

高温で短時間焼くのが基本ですが、オーブンごとのクセがあります。家庭用で最高温度が230℃程度なら、230℃で25分前後を目安に表面の焼き色を確認してください。表面が黒く焦げすぎると苦味が強くなるため、好みに合わせて調整を。

失敗しないためのコツ(プロの視点)

  • クリームチーズは必ず常温に:冷たいままだとダマができやすく、滑らかな口当たりが損なわれます。
  • 卵は少しずつ加える:分離を防ぐため、溶き卵は数回に分けて混ぜます。
  • クッキングシートは高めに:生地が側面に流れ出るのを防ぎ、紙で立ち上がることで独特の焼き色がつきます。
  • 焼き色は見た目で判断:表面の黒さは目安。内側がふるふるしている状態が正解です。
  • 一晩寝かせる:冷蔵で寝かせることで味が落ち着き、切り分けやすくなります。

代替材料の例:生クリームをプレーンヨーグルトに置き換えると脂肪分が下がりヘルシーになりますが、食感がやや変わるので配合を少し調整してください。

アレンジ・応用レシピ

基本の配合をベースに、以下のようなバリエーションが可能です。

  • ブルーベリーやラズベリーのソースを添える(酸味で濃厚さを引き立てる)。
  • レモンの皮と果汁を加えた爽やかタイプ。
  • チョコレートを混ぜ込んだ「ショコラ・バスク」。
  • 熟成させるタイプ(冷蔵庫で数日寝かせ、香りを深める)。

店頭で流行するフレーバーを家庭で再現する場合は、素材の割合を少しずつ試して“食感”と“焼き色”のバランスを調整してください。

よくある質問(FAQ)

Q. クリームチーズの代わりにマスカルポーネは使えますか?

A. マスカルポーネは脂肪分が高く滑らかなので使用可能ですが、風味が異なるため砂糖や生クリームの量を微調整すると良いです。

Q. 焦げ目が付きにくい場合は?

A. オーブンの温度を上げるか、焼き終盤に上段に移して短時間焼く方法があります。ただし内部が固くならないよう注意してください。

Q. 焼き縮みが気になるのですが?

A. 焼き上がり後に急冷すると縮みやすいです。常温でゆっくり冷ますと縮みを抑えられます。

まとめ — 今すぐ作ってみよう

バスクチーズケーキは、スペイン・バスク地方で誕生した濃厚かつ香ばしいチーズケーキです。高温で焼き上げる独自の製法により、外は焦げ目、内はクリーミーな半熟食感が楽しめます。日本では「バスチー」としてブームになり、コンビニや専門店でも人気が継続中です。家庭でも簡単に作れるレシピが多く、フレーバーアレンジも自由自在。ぜひ自宅で挑戦して、本場の味を再現してみてください。

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この記事を書いた人

神奈川県横浜市の非農家に生まれる。実家では犬を飼っており、犬部のある神奈川県立相原高校畜産科学科に進学。同級生に牛部に誘われ、畜産部牛プロジェクトに入部。牛と出会う。

大学は北海道の酪農学園大学に進学。サークルの乳牛研究会にて会長を務める。ゼミでは草地・飼料生産学研究室に所属。

今年で酪農歴10年!現在は関西の牧場にて乳肉兼業農場の農場長として働いています。

【保有免許・資格・検定】普通自動車免許・大型特殊免許・牽引免許・フォークリフト・建設系機械・家畜商・家畜人工授精師・日本農業技術検定2級・2級認定牛削蹄師

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