2025年6月10日、岐阜県神戸町の東海牛乳株式会社は、先ごろ実施した約230万本の牛乳自主回収に続き、再度の回収と本社工場の操業一時休止を発表しました。健康被害は報告されていないものの、消費者から寄せられた風味異常の声に応え、品質管理を強化するための緊急措置です。本記事では、今回の発表内容と今後の対応ポイントを丁寧に解説します。

東海牛乳が再び自主回収・操業休止を発表。品質管理体制の強化が急務!
1. なぜ再度の自主回収?──背景をおさらい
- 初回回収(5月30日発表)
風味の苦みやヨーグルト状化などの問い合わせ(約80件)を受け、賞味期限5/30~6/10の商品約230万本を自主回収。健康被害は報告なし。 - 再度回収と工場休止(6月10日発表)
初回の調査結果を踏まえたさらなる回収対象の拡大、そして本社工場の一時休止。理由は今後公表予定です。回収対象は賞味期限5月30日~6月25日に拡大されました。
- 賞味期限5月30日~6月25日
- 対象製品 パッケージ側面に
- 製造所所在地 岐阜県安八郡神戸町大字丈六道66
- 製 造 者 東海牛乳株式会社と、記載されている「牛乳」製品

2025年5月30日の自主回収では“苦みや発酵状の異常”が報告されていた
自主回収受付フォームに必要事項をご入力下さい。製品情報を確認後、製品代金相当額のクオカードを郵送にてお送りさせていただきます。なお、残っている牛乳は廃棄していただきますよう、お願い申し上げます。東海牛乳公式 自主回収のお知らせ(6/10)
2. 本社工場の操業休止って何をするの?
操業停止中は、主に以下の作業が行われます。
- 製造ラインの徹底洗浄(CIP)
牛乳製造機器の内部を高圧洗浄し、汚れや雑菌の残留をゼロに近づけます。 - 原料受け入れの見直し
搾乳農家から届く生乳の検査基準を再設定し、異物混入や菌数のチェックを強化。 - 空気管理・排気系の点検
製造エリアの温湿度管理だけでなく、外気や排気のフィルターを交換し、微細な風味変化の原因も排除します。 - スタッフ教育の再実施
品質管理マニュアルを最新化し、全社員・作業員に対して講習を行い、手順の徹底を図ります。

スタッフ教育の再徹底で“ヒューマンエラー”を防ぐ取り組みも
3. 消費者が今すぐ確認すべきこと
- 購入日・賞味期限のチェック
パック側面に「製造者 東海牛乳株式会社」とあるもの、賞味期限が2025年5月30日~6月25日のものが対象です。 - 飲んでしまった場合の対応
健康被害は報告されていませんが、味や香りに違和感があれば、念のため飲用を中止し、着払いで返品してください。 - 問い合わせ窓口の利用
無料ダイヤル:0120-41-3698
「味が苦い」「異臭がする」など、具体的な状況を伝えるとスムーズです。

対象は『賞味期限:5/30~6/25』『東海牛乳』と書かれたもの
4. 再発防止に向けた東海牛乳の姿勢
- 透明性の高い情報公開
公式サイトやプレスリリースで、回収対象・調査進捗をこまめに更新中。 - 外部専門機関への調査委託
食品安全の専門家を招き、科学的分析と現場検証を併用。 - 地域農家との連携強化
原料生乳のトレーサビリティ(追跡記録)を徹底し、衛生管理体制を再構築。

東海牛乳公式サイトはこちら→https://tokai-milk.jp
5. まとめ:安心を取り戻すために
再回収の背景:5月30日の初回回収に続き、調査結果を踏まえたさらなる品質管理強化の一環
工場休止中の主な対策:製造ライン洗浄、原料検査基準の見直し、空気管理とスタッフ教育の徹底
消費者の対応:該当商品の賞味期限・製造者表示の確認、異変を感じたら返品・問い合わせを
企業の姿勢:外部専門機関による調査委託と透明性ある情報公開で信頼回復を図る
今後のチェック:公式サイトやニュースを定期的に確認し、安全・安心な牛乳選びを心がけることが大切です。
東海牛乳の再度自主回収と本社工場休止は、消費者の声に真摯に応えるための重要なステップです。牛乳は日々の健康を支える大切な飲み物。これからも最新情報の確認と商品チェックを欠かさず、安全・安心な牛乳選びを心がけましょう。

東海牛乳の品質管理強化、今後どう変わるのか注目ですね
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