Xで拡散中の“ヨーグルトにココナッツサブレを刺して一晩寝かせるだけでチーズケーキ風になる”という話題を、酪農・ヨーグルトの専門知識をいかして実際に検証しました。どのヨーグルトが最適か、サブレの枚数や寝かせ時間の黄金比、失敗しないコツまで数値でわかるようにまとめています。オーブン不要・洗い物最小で作れるので、忙しい日のおやつにもぴったりです。
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最短レシピ(2人分)

材料
- プレーンヨーグルト(濃厚タイプ/生乳100%推奨)…400g(ギリシャヨーグルトまたは市販の濃厚プレーン)
- ココナッツサブレ…12〜16枚(サクッとほろほろタイプ推奨)
- ※お好み:レモン汁 小さじ1〜2、蜂蜜または砂糖 大さじ1(甘さ調節)
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作り方(所要時間: 準備5分+寝かし8〜24時間)
- 耐熱ガラスまたはタッパーにヨーグルトを入れる。とろみが弱い場合はざる+キッチンペーパーで軽く水切り(30分程度)すると安定します。
- サブレ4枚ほどを手で砕き、底に並べて“土台”を作る。
- 残りのサブレを半分ほど沈めるように縦に差し込んでいき、層を作る。
- ラップをして冷蔵庫で8〜24時間寝かせる。長めに置くほどサブレがしっとりして一体化します。
- 取り出してスプーンで崩して盛りつけ。お好みでフルーツやシロップをトッピング。
カロリー目安:1人分 約200〜300kcal(ヨーグルトの種類・トッピングで変動)
ヨーグルトの選び方(タイプ別・プロの推奨)
酪農現場の経験から言うと、結果の差は「固さ」と「乳脂肪分」によります。以下は実用的な比較表です。
| タイプ | テクスチャ | 期待される仕上がり | おすすめポイント |
|---|---|---|---|
| ギリシャヨーグルト(濃厚) | 非常に濃厚・クリーミー | 最も“レアチーズ”に近い仕上がり | 水切り不要で失敗が少ない |
| 濃厚プレーン(生乳100%) | 濃厚だが程よい粘性 | バランス良くコクが出る | 酪農由来の風味が出やすい |
| 低脂肪タイプ | ややゆるめ | サブレが早く崩れる可能性あり | ヘルシーだが水切り推奨 |
| 植物性ヨーグルト | ブランドにより差が大きい | 乳製品とは異なる質感(甘みを調整) | ビーガン向けアレンジに有効 |
実務TIP:初めて作るならギリシャヨーグルトか生乳100%の濃厚タイプを推奨します。レモン少量を混ぜると味の輪郭が出ます。
なぜ「チーズケーキ風」になるのか?(食品科学の観点)
要点は次の3つです。
- 水分移動:ヨーグルト中の水分がサブレに移動し、サブレはしっとりと生地状になる。
- タンパク質の凝縮:ヨーグルトのカゼインが密度を増し、クリーミーで濃厚な舌触りになる。
- 脂質と糖の相乗効果:サブレ由来のバター(脂質)と砂糖がヨーグルトの酸味と混ざり、チーズケーキに似た風味を生む。
これらが時間経過でゆっくり起きるため、「一晩」のプロセスで完成度が高まります。
失敗しないコツ & 人気のアレンジ
失敗しないためのチェックリスト
- ヨーグルトがゆるい場合は短時間の水切りをする(30分〜1時間)。
- サブレは枚数を多め(12〜16枚)にすると土台感が出る。
- 寝かせ時間は8時間でも食べられるが、24時間が理想。
- 保存容器は密閉できるものを使い、冷蔵庫のにおい移りを防ぐ。
人気アレンジ(SNSで拡散した実例を参考)
- フルーツトッピング(ブルーベリー・いちご) — 見た目と酸味バランスが良くなる。
- ホイップ追加でリッチな口当たりに — パーティー向け。
- 低糖質版:砂糖をラカントなどで代用。
- ベイク風:卵+片栗粉を混ぜてレンジで短時間加熱するとスフレ風に。
よくある質問(FAQ)
Q1: 何時間寝かせれば良いですか?
A1: 最低8時間、味と食感を最大化するなら24時間が理想です。長時間置くほどサブレはしっとりしますが、容器内での水分分布を確認してください。
Q2: どのサブレが良いですか?
A2: バター系でサクッと崩れるタイプが最も相性が良いです。ココナッツ風味は香りが良く、チーズ感を引き立てます。
Q3: ギリシャヨーグルトがない場合は?
A3: 濃厚なプレーン(生乳100%)を使い、必要なら軽く水切りをしてください。低脂肪だと固まりにくいので注意。
まとめ
結論:材料2つで“ほぼレアチーズ”が再現できます。濃厚ヨーグルト+サブレ枚数多め+24時間寝かせるのが成功の鍵。
行動:まずはギリシャヨーグルト400gとココナッツサブレ16枚で24時間試してみてください。
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