森永乳業は、人気の「ビヒダス プレーンヨーグルト」「ビヒダス プレーンヨーグルト脂肪ゼロ(ともに400g)」のパッケージを2025年9月1日週より順次リニューアルします。内容量は従来どおり400gのまま、容器の高さを約2cm短くすることで家庭の冷蔵庫収納性を高め、さらにプラスチック使用量を16%以上削減する設計に改められました。
今回のリニューアルで変わるポイント
- 対象:ビヒダス プレーンヨーグルト、ビヒダス プレーンヨーグルト脂肪ゼロ(400g)
- サイズ:容器の高さを従来比で約2cm短縮(容量は400gのまま)。
- 環境配慮:プラスチック使用量を16%以上削減。
- 発売:2025年9月1日週より順次全国で切替。
なぜ「高さを短く」したのか?消費者ニーズに応える設計変更
開発担当者によると「冷蔵庫の中段に入らない」「フタを押し込まないと収納できない」といった消費者からの声が多く寄せられており、家庭での使い勝手改善を最優先にデザインを見直したとのことです。高さを約2cm短縮することで、冷蔵庫の中段やドアポケットなどへの収まりが良くなり、日々の「しまいにくさ」が軽減されます。実際の改善は家庭内の収納習慣に即した現実的な工夫で、忙しい家庭や1人暮らしでも扱いやすいのがメリットです。
環境面の意義:企業のサステナビリティ目標との整合性
森永乳業は「サステナビリティ中長期計画2030」において、石油由来バージンプラスチック使用量を2013年度比で25%以上削減する目標を掲げています。今回の容器改良で16%以上のプラスチック削減が実現できることは、同社の中長期目標達成に向けた重要な一歩になります。パッケージ設計の最適化は、個々の製品レベルで年間の廃棄物・資源消費を抑える具体的な手段です。
利便性・経済面での効果(消費者視点)
容器がコンパクトになっても内容量は変わらないため、単純に「使い勝手が良くなった」ことがメリットになります。冷蔵庫内での場所取りが減ることで、買い置きしやすくなる・他の食品との干渉が少なくなるといった間接的な利点も期待できます。価格情報は流通や販売先ごとに差がありますが、メーカー発表では容量・品質に変更はないことが明記されていますので、実質的には利便性向上をそのまま享受できる設計変更と言えます。
製品機能(中身)は変わらないのか? — 健康面の安心感
ビヒダスシリーズは、腸内環境に働きかける「ビフィズス菌BB536」を配合していることで知られます。今回の変更はパッケージの外形・素材に関するものであり、配合菌や栄養面の仕様(例:BB536の配合、乳脂肪ゼロのライン)はリニューアル後も継続しているため、健康目的で選んでいるユーザーも安心して使い続けられます。
気になるQ&A
Q:味やテクスチャーは変わりますか?
A:今回のリニューアルは容器設計の変更が中心で、製品の中身(味・配合)は公表上変わっていません。
Q:廃棄時の分別は変わりますか?
A:メーカー発表では「プラスチック使用量の削減」を示していますが、分別方法は自治体のルールに従ってください。容器材質の具体的な表示は商品パッケージで確認できます。
Q:従来容器と並べて買ったらどれだけ違う?
A:高さで約2cmの差が出るため、冷蔵庫の段差や棚位置によっては明らかに収まりが良くなります。実際の「収まりやすさ」はご家庭の冷蔵庫構造によりますので、店頭で実物を見比べるのが確実です。
まとめ(結論)
森永の今回のリニューアルは「家庭での使いやすさ」と「環境配慮」を同時に実現した実務的な改善です。容量や基本機能(BB536含む)は維持されるため、普段通りの健康目的での選択肢として安心して続けられます。冷蔵庫での収納に困っている方や、パッケージの環境負荷を気にする方には嬉しい改良と言えるでしょう。
※本記事で紹介している情報はメーカー発表(森永乳業、2025年8月19日)をもとに作成しています。製品の具体的な仕様や発売日・流通状況は地域や小売店により異なる場合がありますので、最新情報はメーカー公式サイトをご確認ください。
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