機能性ヨーグルトは「腸内環境改善」「内臓脂肪低減」「免疫補助」など目的別に選べる食品として注目を集めています。本記事では市販の代表的な製品を一覧で比較し、届出情報や臨床試験の要点を専門家視点で整理しました。目的に応じた菌株の違いや、継続のしやすさ・コスト面も踏まえて、慎重かつ実践的に選べるよう解説します。
要点(すぐに結論を知りたい方へ)
- 腸内環境を優先するなら:ビフィズス菌BB536搭載製品(例:森永ビヒダス)
- 内臓脂肪を減らしたいなら:ガセリ菌SP株搭載製品(例:雪印メグミルク 恵)
- 免疫ケアを重視するなら:乳酸菌1073R-1(R-1)やプラズマ乳酸菌を含む製品
- 継続しやすさ(味・価格)も重要。1か月続けた場合のコスト対効果を検討すること。

機能性ヨーグルト一覧(比較表)
| 製品名 | 機能性成分 | 表示機能 | おすすめ対象 | 目安価格 | エビデンス要約(届出/臨床) |
|---|---|---|---|---|---|
| ダノン オイコス 脂肪0 プレーン | 高タンパク(約12g/個) | 筋肉維持・体重管理サポート | ダイエット・筋トレ | 約150円/個 | 高タンパク食品として筋肉合成を支える栄養学的エビデンスあり(機能性表示として販売)。 |
| 森永 ビヒダス プレーン(BB536) | ビフィズス菌BB536 | 腸内環境改善、便通改善 | 便秘・腸活 | 約200円/400g | 臨床試験で腸内フローラ改善が報告されており、機能性表示に基づく商品。 |
| 明治 ブルガリアヨーグルト LB81 | LB81乳酸菌 | おなかの調子を整える | 家族での毎日摂取 | 約180円/400g | トクホや機能性表示に関連した研究が多く、一定のエビデンスがある。 |
| 雪印メグミルク 恵 ガセリ菌SP株 | ガセリ菌SP株 | 内臓脂肪減少、腸内環境改善 | 内臓脂肪対策・ダイエット | 約120円/100g | 肥満傾向者を対象とした試験で内臓脂肪低減が報告される等、届出のある商品。 |
| 明治 プロビオヨーグルト R-1 | 乳酸菌1073R-1株 | 免疫力向上(風邪予防) | 感染症予防シーズンの健康維持 | 約140円/112ml | 免疫に関する臨床データが示されており、消費者に人気。 |
| 小岩井 iMUSE 生乳ヨーグルト(プラズマ乳酸菌) | プラズマ乳酸菌 | 免疫機能維持 | 免疫ケア・家族用 | 約200円/400g | 免疫関連の研究・届出に基づく表示。 |
| 明治 プロビオ PA-3 | PA-3乳酸菌 | 尿酸値上昇抑制 | プリン体ケアをしたい方 | 約130円/112g | 尿酸値に関する試験データが示されている商品。 |
| オハヨー プルーンFe(鉄分補給) | プルーン由来の鉄分 | 鉄分補給・貧血予防 | 鉄分不足が気になる人、子ども | 約100円/個 | 鉄分補給に関する栄養学的根拠があるが、吸収の個人差に注意。 |
| ヤクルト Yakult1000 | 乳酸菌シロタ株ほか | ストレス緩和・睡眠改善の報告あり | メンタルヘルス・睡眠の改善を期待する人 | 約130円/100ml | 脳腸相関に基づく試験が一部報告されているが、効果は個人差あり。 |
解説:上表はメーカー公表情報や機能性表示の記載を基に要点をまとめたものです。各製品の「届出番号」「試験デザイン」「対象者属性」など詳報はメーカーの届出資料や消費者庁の該当ページで確認してください。効果の現れ方には個人差があります。

目的別の選び方(現場の視点で慎重に)
1. 腸内環境を整えたい場合
ビフィズス菌BB536など、腸内で定着しやすい乳酸菌を含む製品が候補です。便通の改善や排便日数の増加などが報告されている製品を、継続しやすい容量・味で選ぶことが継続の鍵です。
2. 内臓脂肪の減少を期待する場合
ガセリ菌SP株のように内臓脂肪低減に関する臨床データを持つ菌株を含む製品を検討します。ただし、食事・運動との併用で効果が出やすいため「単品での魔法」は期待しないことが重要です。
3. 免疫・季節性の健康対策
免疫に関するデータを持つ乳酸菌を含む飲用タイプ(プラズマ乳酸菌等)は手軽です。長期的な摂取で免疫機能の補助を期待するアプローチが現実的です。
4. 血圧、血糖値、中性脂肪対策
トリプルヨーグルトは「カゼイン由来のトリペプチド(MKP)」と「難消化性デキストリン」を機能性関与成分として届出している機能性表示食品です。臨床データでは「高めの血圧」に対する有意な改善や、食後血糖・中性脂肪の上昇抑制が示されています。
臨床根拠の読み方
- 届出番号の有無:消費者庁の機能性表示制度に基づく届出があるか確認する。
- 試験対象:健常者か、肥満傾向者かで結果の解釈が異なる。
- 期間と主要アウトカム:体脂肪や便通の改善は一定期間の継続で評価される。短期試験のみで過度の期待は禁物。
よくある質問(FAQ)
Q. 毎日食べるべきですか?
A. 多くの研究は継続摂取を前提にしているため、まずは数週間〜数か月の継続を想定すると良いでしょう。ただし過剰摂取は避け、食品として適量を守ってください。
Q. トクホと機能性表示の違いは?
A. トクホは国が許可した表示、機能性表示は事業者が科学的根拠を示して届出する制度です。どちらもエビデンスの有無を確認して選ぶのが安全です。
まとめ
- 製品は目的(腸活・内臓脂肪・免疫など)で選ぶのが最も重要。菌株ごとのエビデンスを確認する。
- 届出番号や試験対象(健常者/肥満傾向者等)、試験期間をチェックして効果の解釈を行う。
- 継続しやすさ(味・容量・価格)を考慮した「1か月コスト」での比較が有効。
- 内臓脂肪や体組成改善は食事・運動との併用で結果が出やすい。単品期待は避ける。
「機能性ヨーグルト 一覧」を比較すると、目的別に有望な製品が存在しますが、どの製品も万能ではありません。臨床試験の対象や期間、アウトカムを確認したうえで、自分の目的(腸活・内臓脂肪・免疫など)に最適な菌株・成分を選び、味や価格面で継続できるものを選ぶのが現実的な戦略です。特に内臓脂肪や代謝に関わる効果は、食事・運動との組み合わせで結果が出やすいため、生活習慣の改善も併せて検討してください。
参考:各メーカーの製品情報・機能性表示の届出情報を参照して要点をまとめました。詳細な届出番号や試験要旨はメーカー公表資料および消費者庁の公表情報をご確認ください。
免責:本記事は研究や公表情報に基づき作成していますが、医療行為や個別の診断・治療の代替ではありません。健康に不安がある場合は医師等の専門家に相談してください。
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