常温で使える液体バター「かける本バター」レビュー|成分・使い方・お菓子での注意点まで

常温で使える液体バター「かける本バター」レビュー用アイキャッチ画像(トーストとボトル) 乳製品
スポンサーリンク

かける本バター」はミヨシ油脂が開発した常温で液体のバター風味オイルです。溶かす手間が不要でトーストや炒め物、お菓子作りまで幅広く使えます。本記事では、成分や保存性、実使用での感触と注意点を専門家の視点で整理し、具体的な活用法とレシピも示します。購入前に知っておきたいポイントを慎重にまとめました。

製品の基本情報(成分・形状・賞味)

主成分はバターオイル約67.5%と植物油脂約32%で、香料を加えずにバターの甘みとコクを再現する設計になっています。常温で液体を保つため、冷蔵庫で固まって使いにくくなる心配がなく、ボトルから「かける」だけで使えるのが最大の利点です。賞味期限は未開封で概ね240日(製造条件による)とされ、冷暗所での保存が推奨されます。

長所

  • 利便性:常温で液体のため、調理中の時短と取り回しが優れる。特に朝のトーストやアウトドアでの利用価値が高い。
  • 風味の再現:香料不使用にもかかわらず「バターらしい甘さとコク」を感じやすく、仕上げの風味付けに適する。
  • 衛生面・業務適性:ボトル給油式は業務用でも扱いやすく、間接的な衛生管理(手が汚れにくい)にも利点がある。

短所・注意点

製品は便利である一方、食品としての性質が固形バターとは異なるため「万能」ではありません。実使用で確認された注意点は次の通りです。

  • お菓子作りでの置換性:液体の特性上、折り込みや層を作るタイプの製菓(パイ生地、クロワッサン、クッキーのクリーミング法)では固形バターと同等のテクスチャを出しにくい。配合を工夫しないと構造が崩れる可能性がある。
  • 塩味の調整:無塩のため、テーブル用途(トースト等)では食塩を加えるか、塩分のある具材と合わせるのが望ましい。
  • 冷却後の挙動:冷やしても固まりにくいため、冷菓の組み込みや成形を前提とする用途では不向き。
  • アレルギー:乳成分が含まれるため、乳アレルギーのある方は使用不可。

調理別の使い分け(実践的ガイド)

仕上げ・風味付け(最も適する場面)

トースト、茹で野菜、ポップコーン、ポテトの仕上げ、パスタの仕上げなど「加えるだけで風味を出す」用途に最適です。液体なので使用量を調節しやすく、香り立ちも良好です。

加熱調理(フライ・ソテー)

フライパンでの香り付けやソテーの仕上げに使えます。目安としては、固形バターを溶かして使う場面では重量比で概ね1:1の置換が可能ですが、火の通りや香りの立ち方は若干異なりますので、最初は少量で試すことをおすすめします。

焼き菓子・パン(慎重に)

生地の「バターが冷えて固まる性質」を利用する菓子(スコーンやパイ)は、かける本バターだけで完全に置き換えると食感が変わる可能性があります。実務的な運用は次の通りです:

  • スコーン等:全量置換は推奨しない。配合の一部(例:固形バターの30%程度を液体に置き換える)で風味向上を狙う。
  • ケーキ(溶かしバター使用レシピ):溶かしバターの代用としては比較的使いやすいが、重量と水分バランスに注意する(レシピに応じて液体分を調整)。

実用レシピ(専門家の推奨:簡単&失敗しにくい)

1)バターご飯(1人分)

  1. 炊き立てご飯 180g を用意する。
  2. ご飯に「かける本バター」小さじ1(約5g)を回しかけ、醤油を数滴垂らす。
  3. さっくり混ぜて完成。コクが増し、朝食に最適。
濃厚バターらいすのイメージ画像|シンプルで香り豊かなバターご飯
香り豊かなバターらいす

2)ポテトの仕上げ(2人分)

  1. フライドポテトまたは茹でたジャガイモを用意。
  2. 仕上げに「かける本バター」小さじ2とお好みのシーズニングを振る。
  3. 軽く和えて風味をなじませる。

3)簡易フレンチトースト(1人分)

  1. 卵1個と牛乳100ml、砂糖小さじ1を混ぜる。
  2. 食パンを浸して焼く直前にフライパンに薄く「かける本バター」を敷き、中火で焼く。
  3. 両面焼き色がついたら完成。バター風味がしっかり出ます。
フレンチトーストのふわふわ食感とバターの香りが広がる朝食イメージ
ふわふわでバター香るフレンチトーストの朝食。

実食検証メモ(現場の所感)

実際にトースト/炒め物/簡単焼菓子で試したところ、トーストや仕上げ用途では「使い勝手」と「風味の満足度」が高く、日常使いとしては非常に優秀でした。一方、層構造やサクサク感を重視する菓子では配合調整が必要で、完全な置換は推奨できません。

購入・価格・入手先の傾向

市販は200g/400gなどのボトルサイズが流通しており、EC(Amazon、楽天、LOHACO等)や一部スーパーで入手できます。価格は販売店やセール時で変動しますので、業務利用や頻繁な使用を想定する場合は業務用サイズやまとめ買いを検討するとコスト効率が良くなります。

まとめ:誰に向く製品か

  • 主成分はバターオイル約67.5%+植物油脂で、香料不使用ながらバターらしい甘みとコクを得やすい設計。常温で液体のまま使える点が最大の強み。
  • 最も適した用途は「仕上げ・風味付け」(トースト、仕上げのパスタ、ポテト、ポップコーン等)。時短と取り回しの良さで日常使いに向く。
  • 注意点としては、固形バターの物性(冷却で固まる性質)を活かす製菓用途では完全置換は難しい。層形成やサクサク感が重要な菓子は配合調整が必要。
  • 無塩仕様のため塩味調整が必要な場面があること、乳成分を含むためアレルギー注意は必須。
  • 購入はEC(Amazon、楽天等)や一部スーパーで可能。業務用や頻繁利用なら業務サイズやまとめ買いでコスト削減を検討。
  • 総合評価:日常の「使いやすさ」と「風味付け」の即効性を求めるユーザーに非常に有用。ただし、製菓や高度な食感設計が必要な場面では慎重に置換割合を検討すること。

かける本バターは「時短・仕上げ・風味付け」を重視する家庭や業務現場に非常に適した製品です。トーストや仕上げ用途、アウトドアでの利用など、瞬時にバター風味を付与したい場面で力を発揮します。ただし、菓子製造のように固形バターの固有の物性(冷却時の固化や層の形成)を利用する用途では、置換の範囲を限定するか別途配合調整が必要です。 購入前には用途(調理か製菓か)を整理し、最初は少量で試してから段階的に使用範囲を広げることをおすすめします。

よくある質問(FAQ)

Q1:常温で安全ですか?

A:メーカーの指定する保管方法(冷暗所)を守れば未開封での常温保存が可能です。開封後は直射日光や高温多湿を避け、早めに使い切ることを推奨します。

Q2:お菓子作りで全部置き換えて良い?

A:構造や食感が重要な菓子(パイ、クロワッサン等)は完全置換不可。溶かしバターを使うレシピでは置換しやすいですが、配合の見直しが必要になります。まずは一部置換(例:30%)で試すのが安全です。

注意:乳成分を含む製品です。アレルギーのある方は原材料表示を必ずご確認ください。

※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。

この記事を書いた人

神奈川県横浜市の非農家に生まれる。実家では犬を飼っており、犬部のある神奈川県立相原高校畜産科学科に進学。同級生に牛部に誘われ、畜産部牛プロジェクトに入部。牛と出会う。

大学は北海道の酪農学園大学に進学。サークルの乳牛研究会にて会長を務める。ゼミでは草地・飼料生産学研究室に所属。

今年で酪農歴10年!現在は関西の牧場にて乳肉兼業農場の農場長として働いています。

【保有免許・資格・検定】普通自動車免許・大型特殊免許・牽引免許・フォークリフト・建設系機械・家畜商・家畜人工授精師・日本農業技術検定2級・2級認定牛削蹄師

みやむーをフォローする
スポンサーリンク
乳製品
みやむーをフォローする
タイトルとURLをコピーしました