子牛の初乳と初乳製剤どっちが良い?比較・IgG・給与量・現場おすすめ対策

子牛の初乳管理|天然初乳と初乳製剤の違いをIgG・Brix・給与量で比較した図解アイキャッチ 疾病
子牛の命を守る初乳管理|天然初乳と初乳製剤を徹底比較
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出生直後の初乳給与は、子牛の生存率や将来の増体成績を左右する最重要管理です。本記事では『天然初乳』と『初乳製剤(代用初乳)』の違いをIgGやBrixの指標、給与タイミング(4Q/5Q)を軸に現場データと最新の技術解説を交えて比較。実務で使える製品選びと具体的な給与プロトコルを明確に示します。

この記事で得られること

  • 天然初乳と初乳製剤の違い(成分・長期効果・リスク)
  • 血中IgG・Brixの実務目標とチェック方法
  • 現場で使える具体的給与プロトコル(ステップバイステップ)
  • おすすめの製品と使い分け方(日本市場向け)

なぜ初乳が子牛の命綱になるのか

  1. 子牛は胎盤から抗体を受け取れない。
  2. IgG吸収は出生後すぐがピーク。
  3. 初乳は免疫+腸発達+将来成績に影響。

天然初乳と初乳製剤の比較

項目天然初乳初乳製剤
主成分高IgG・成長因子・免疫因子IgG保証・栄養調整
メリット長期成績に優れる品質安定・病原リスク低
デメリット品質ばらつき成長因子が少ない場合
使用推奨第一選択不足・補完時

天然初乳は免疫・栄養・成長因子がバランス良く、長期健康(増体・乳生産)に優位。

現場で使える数値目標

  • 血中IgG:16 mg/mL以上(10未満はFPT)
  • Brix:22%以上
  • 初回給与量:3〜4L
  • 給与タイミング:生後2〜6時間以内

4Q / 5Q 初乳管理プロトコル

  1. Quality:Brix測定
  2. Quantity:十分な量を確保
  3. Quick:早く飲ませる
  4. Clean:器具の清潔
  5. Quick again:2回目給与

具体的な給与手順

  1. 出生後すぐ状態確認
  2. 初乳採取・Brix測定
  3. 基準未満なら初乳製剤補完
  4. 必要に応じてチューブ給与
  5. 給与記録を残す

日本市場で評価の高い製品例

カーフサポートマックス、ヘッドスタート、ファーストスタート、メイハート、さいしょのミルク 等。

よくある質問(FAQ)

初乳製剤だけで育てても大丈夫?

高品質製剤で免疫確保は可能ですが、天然初乳が使える場合は優先が望ましいです。

Brix測定器は必要?

必須ではありませんが、失敗防止に強く推奨されます。

初乳の加熱処理は?

病原リスクがある場合のみ、適切な条件で行ってください。

判断が難しい場合は、獣医や牛群管理専門家と連携してください。


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この記事を書いた人

神奈川県横浜市の非農家に生まれる。実家では犬を飼っており、犬部のある神奈川県立相原高校畜産科学科に進学。同級生に牛部に誘われ、畜産部牛プロジェクトに入部。牛と出会う。

大学は北海道の酪農学園大学に進学。サークルの乳牛研究会にて会長を務める。ゼミでは草地・飼料生産学研究室に所属。

今年で酪農歴10年!現在は関西の牧場にて乳肉兼業農場の農場長として働いています。

【保有免許・資格・検定】普通自動車免許・大型特殊免許・牽引免許・フォークリフト・建設系機械・家畜商・家畜人工授精師・日本農業技術検定2級・2級認定牛削蹄師

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