牛乳で簡単!クリームブリュレの作り方|生クリームなしでもとろける極上レシピ

牛乳で作ったクリームブリュレの断面とカラメル層 乳製品
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フランス伝統のデザート、クリームブリュレを牛乳で軽やかに仕上げるレシピです。生クリームを使わないバージョンと生クリームを一部使うハイブリッド版の両方を紹介し、卵の配合や湯煎焼きの温度など、仕上がりを左右する具体的なポイントも丁寧に解説します。最後にバーナーなしでもできるカラメルの作り方や保存のコツ、人気のアレンジレシピも掲載します。

クリームブリュレの基本と牛乳の役割

クリームブリュレは滑らかなカスタードの上に薄いカラメル層を焦がしたデザートです。カスタードの「とろける」食感は、卵(主に卵黄)のタンパク質が熱で凝固してフォームやゲル状になることによって生まれます。生クリームは乳脂肪分が高いため、濃厚で口当たりの良い仕上がりになりますが、牛乳に置き換えると脂肪分が下がり、軽くプリン寄りのテクスチャになります。

牛乳を使うときのポイントは「水分が多くなること」「加熱耐性がやや低くなること」です。これらを補うために 卵黄の割合を少し増やす、焼き時間と湯煎の管理を丁寧にする、必要ならゼラチンで補強するといった調整が有効です。

おすすめの牛乳中心クリームブリュレ(4人分)

材料(4個分)

  • 牛乳:200ml
  • 生クリーム:200ml(軽くしたい場合は生クリームを省いて牛乳を合計400mlにしても可)
  • 卵黄:4個
  • グラニュー糖(カスタード用):50g
  • バニラエッセンスまたはバニラビーンズ:少量
  • 仕上げ用グラニュー糖:適量(表面用)

牛乳オンリー(生クリームなし)バージョン

  • 牛乳:300〜400ml
  • 卵黄:4個
  • グラニュー糖:40g
  • バニラ:少量

牛乳のみの場合、卵黄を1個〜全卵1個分増やす、もしくは焼き上げ後にしっかり冷やすことで固まり具合を安定させます。

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作り方(手順)

  1. 乳液を温める:鍋に牛乳と生クリームを入れ、沸騰直前(表面に小さな泡が立つ程度、約80〜85℃)までゆっくり温める。バニラを加える。沸騰させないこと。
  2. 卵黄を準備:ボウルに卵黄とグラニュー糖を入れ、白っぽくもったりするまでホイッパーで混ぜる。
  3. テンパリング:温めた乳液を卵黄に少しずつ加え、よく混ぜる(ダマを防ぐため)。全量を加えたら一度こす。
  4. 焼く準備:耐熱の小型ココット(ラメキン)に注ぎ、天板に並べる。ココットの高さの半分くらいまで熱湯を注ぎ(湯煎)、オーブンに入れる。
  5. 湯煎焼き:予熱したオーブンで140℃前後で約30〜40分(オーブンの個体差あり)。中心がわずかに震える程度で火から出す。
  6. 冷やす:粗熱を取ったら冷蔵庫で最低3時間、できれば一晩冷やす。
  7. 仕上げ(カラメル化):表面に薄くグラニュー糖を振り、バーナーで均一に焦がして薄いガラスのようなキャラメル層を作る。バーナーが無ければオーブンのブロイラー機能で素早く焼くか、金属スプーンを直火で熱して砂糖を溶かす方法もある。

ポイントまとめ(調理上の注意)

温度管理:卵の凝固は60〜80℃付近で起きやすい。乳液は沸騰させず80〜85℃程度で。

テンパリング:熱い乳液を一気に加えると卵が固まるので「少しずつ」が基本。

湯煎:熱が穏やかに入るように湯煎で焼く。蒸気が入ると表面が荒れるので、オーブンに入れる直前に湯を注ぐ。

調理科学:なぜ固まる?牛乳での違いは何か

カスタードの構造は主に卵タンパク質の熱変性によって成立します。卵黄に含まれるリポタンパクや蛋白質が熱でネットワーク化し、乳中の脂肪や水分を包み込むことで「なめらかなゲル」ができます。生クリームは脂肪球が多く、その脂肪がテクスチャに滑らかさとコクを与えます。牛乳にすると脂肪が減るため、同じ材料比でもゲルが形成されにくく、ゆるめの仕上がりになります。

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実務的な対策:卵黄を増やす(タンパク質・乳化剤を増やす)、焼き温度をやや下げて時間を延ばす、または仕上げにゼラチンで補強することで牛乳ベースでも満足感ある仕上がりになります。

よくある失敗と即効対策

症状原因対策
表面がぶつぶつ(気泡)乳液を強く沸騰させた/注ぎ方で空気を抱き込んだ乳液は沸騰させない。こす工程を入れ、静かに注ぐ。
分離してザラつく卵が一気に高温にさらされた(卵が凝固しすぎ)テンパリングを丁寧に。オーブン温度を低めに設定し焼き時間を調整。
ゆるくて固まらない水分が多い/卵量が不足卵黄を1個分追加、またはゼラチン0.5〜1g程度で補強。
表面のカラメルが割れやすい砂糖の量が多すぎるか焦がしすぎ薄くまんべんなく砂糖を振り、均一にバーナーで加熱する。

アレンジ・代用アイデア

  • 低脂肪ヘルシー版:低脂肪牛乳+卵黄を1個増やす。甘味をラカント等の代替甘味料に置き換え可能。
  • 風味づけ:コーヒー牛乳、抹茶、ラム酒を少量加えて香りのバリエーションを楽しむ。
  • ビーガン風(乳製品代替):豆乳ベース+アガーやココナッツクリームで滑らかさを出す(完全ビーガンは調整が必要)。
  • 器具レスのカラメル:バーナーがない場合はブロイラーで素早く焼くか、砂糖を小鍋で焦がしてから表面に流す方法も有効。

よくある質問(FAQ)

Q1: 牛乳だけで作ると味はどれくらい変わりますか?

A: コクはやや控えめになりますが、素材の香りを感じやすくなり、さっぱり食べられます。卵黄を増やすとコクを補えます。

Q2: ゼラチンを使うと食感はどう変わりますか?

A: ゼラチンを少量(0.5〜1g程度)加えると、冷やしたときの安定感が増し「ゆるめのプリン化」を防げます。ただしゼラチンを入れると伝統的な口当たりはやや変わります。

Q3: 表面のカラメルがすぐにべたつくのはなぜ?

A: 焦がした砂糖が厚すぎる、または表面に水分が残っている場合に起こります。薄く均一に砂糖を振り、食べる直前にカラメル化してください。

保存と提供のコツ

冷蔵保存で2〜3日が目安です(カラメルは食べる直前に作るのがベスト)。長時間冷凍はおすすめしません。提供直前に室温に少し戻すと、カスタードの風味が立ちます。

この記事のまとめ

  • 牛乳で作るとカロリーとコストを抑えつつ、プリンに近い軽やかな食感に仕上がる。
  • 固まりにくい場合は卵黄を増やすか、ゼラチン少量で補強するのが有効。
  • 乳液は沸騰させず80〜85℃前後で温め、テンパリングで卵に少しずつ加えることが失敗を減らすコツ。
  • 湯煎焼き(140℃前後で30〜40分、中心がわずかに震える程度)で均一に火を入れる。
  • 表面のカラメルは食べる直前に作るとパリッと仕上がる。バーナーがない場合はブロイラーや加熱したスプーンで代用可能。
  • 低脂肪牛乳や代替甘味料を使ったヘルシーアレンジ、抹茶・コーヒー・ラム香のバリエーションもお勧め。

牛乳を使ったクリームブリュレは「軽さ」「経済性」「家庭での作りやすさ」が魅力です。卵の配合や湯煎焼き、温度管理の工夫で伝統的なテクスチャに近づけられます。初心者の方はまず生クリーム半量+牛乳半量のレシピから試し、慣れたら牛乳オンリーにも挑戦してみてください。

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この記事を書いた人

神奈川県横浜市の非農家に生まれる。実家では犬を飼っており、犬部のある神奈川県立相原高校畜産科学科に進学。同級生に牛部に誘われ、畜産部牛プロジェクトに入部。牛と出会う。

大学は北海道の酪農学園大学に進学。サークルの乳牛研究会にて会長を務める。ゼミでは草地・飼料生産学研究室に所属。

今年で酪農歴10年!現在は関西の牧場にて乳肉兼業農場の農場長として働いています。

【保有免許・資格・検定】普通自動車免許・大型特殊免許・牽引免許・フォークリフト・建設系機械・家畜商・家畜人工授精師・日本農業技術検定2級・2級認定牛削蹄師

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