世界の乳牛頭数ランキング|国別ランキングと生産効率を比較【2026年版】

世界の乳牛頭数ランキングと国別の牛乳生産量・生産効率を比較した図解イメージ 世界の酪農
世界の乳牛頭数ランキング
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世界の乳牛頭数は国や地域によって大きく異なり、頭数が多い国=“酪農強国”とは限りません。本記事では国際連合食糧農業機関(FAO)欧州連合統計局(Eurostat)アメリカ合衆国農務省(USDA)などの最新データをもとに、国別の搾乳牛数ランキングを図表で示し、牛乳生産量や1頭当たりの生産効率と合わせてわかりやすく比較します。日本の現状と今後注目すべきトレンドも解説します。

1. 世界のトップ10(国別ランキング)

以下は搾乳牛を中心に、公開データ・推定値を合成した最新の国別ランキング(概要)です。数値は報告年と推定を併記しています。

順位国・地域推定乳牛頭数(備考)ソース例
1インド数千万〜1億頭規模(兼用牛を含む推定)Statista / FAO
2欧州連合(EU)約1,920万頭(2024)Eurostat
3アメリカ合衆国約930〜935万頭(2024)USDA
4パキスタン数百万頭規模(推定)FAO
5中国数百万頭(増加傾向)FAO / USDA
6ブラジル数百万頭(乳用比率は地域差あり)Statista / FAO
7ロシア約700万頭前後(時期により差)FAO
8ニュージーランド約600万頭前後(高効率・放牧主体)Stats NZ / IFCN
9アルゼンチン約160万頭前後FAO
10日本約130万頭(2024–2025、減少傾向)農林水産省 / J-Milk

注:国ごとに「乳専用牛」と「兼用牛(乳・肉・役用)」の定義が異なるため、特にインド等では搾乳牛の正確推定が難しい点に留意してください。

【2026年版】牛の頭数 世界ランキングTOP10|FAO 2023データで読み解く
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2. 頭数と牛乳生産量、1頭当たり生産効率の関係

頭数と生産量は正比例しないのが実態です。インドは頭数が多い一方で1頭当たりの乳量は低く、米国やニュージーランドは頭数は少なめであっても1頭当たり生産が高く、結果として生産量で上位に入ります。

  • 頭数主導型(例:インド):大量の小規模農家と兼用牛が多く、頭数は多いが効率は低め。
  • 効率主導型(例:米国・NZ):品種改良・飼養管理・飼料最適化で高い1頭当たり生産。

3. 国別の特徴(要点解説)

インド

頭数は世界最多と見られる(兼用牛が多い)。小規模分散型の酪農が中心で、乳量向上の余地が大きい一方、流通・冷蔵チェーンの課題が残る。

欧州連合(EU)

精緻な統計と高い生産効率を持つ。近年は政策・規制(環境・飼料価格)で頭数がやや減少する傾向。

アメリカ合衆国

高効率の酪農システムと大規模経営が多く、1頭当たり生産が高い。季節や飼料価格の変動に影響される。

日本

頭数は約130万頭で減少傾向。国内需要の変化と生産者高齢化が課題だが、品質面では高い評価を受けている。

2026年最新版|日本の乳牛頭数ランキング(都道府県別トップ10)
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4. 今後のトレンドと酪農現場への影響

主要トレンドは次の通りです。各項目は現場の経営判断や政策対応に直結します。

  1. 効率化の継続:遺伝改善、飼料効率、飼養管理の高度化が進む。
  2. 地域間シフト:アジアでの頭数増加、欧米は規模最適化で頭数調整。
  3. 気候・コスト圧力:飼料価格や気候変動が頭数と生産コストに影響。

よくある質問(FAQ)

Q1: 「乳牛頭数」と「牛乳生産量」は同じ意味ですか?

A: いいえ。頭数は保有している牛の数、牛乳生産量は実際に生産された乳の量です。1頭当たりの生産量で国力の評価が変わります。

Q2: 日本の乳牛頭数は減っていますか?

A: はい。国内では生産者数・乳牛頭数ともに減少傾向にあり、1頭当たり生産を上げる取り組みが重要になっています。

参考・出典(主要)

  • Food and Agriculture Organization (FAO) – FAOSTAT
  • Eurostat – Statistics Explained(Dairy cows)
  • USDA – Livestock, Dairy and Poultry Outlook
  • 農林水産省 / J-Milk(日本の統計)

出典は公的データを元にしています。国別の詳細数値を引用する際は各機関の最新版(FAOSTAT, Eurostat, USDA)を確認してください。

まとめ

世界の乳牛頭数ランキングではインド・EU・米国が上位に位置しますが、本当に注目すべきは生産効率と流通・加工能力です。この記事では頭数・生産量・効率をセットで比較するフレームを示しました。データを踏まえた上で、現場では効率化と付加価値づくりが重要なテーマになります。

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この記事を書いた人

神奈川県横浜市の非農家に生まれる。実家では犬を飼っており、犬部のある神奈川県立相原高校畜産科学科に進学。同級生に牛部に誘われ、畜産部牛プロジェクトに入部。牛と出会う。

大学は北海道の酪農学園大学に進学。サークルの乳牛研究会にて会長を務める。ゼミでは草地・飼料生産学研究室に所属。

今年で酪農歴10年!現在は関西の牧場にて乳肉兼業農場の農場長として働いています。

【保有免許・資格・検定】普通自動車免許・大型特殊免許・牽引免許・フォークリフト・建設系機械・家畜商・家畜人工授精師・日本農業技術検定2級・2級認定牛削蹄師

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