2026年版|世界の牛乳消費量ランキング(国別・一人当たりトップ20)

2026年版 世界の牛乳消費量ランキング 一人当たりトップ20を示すインフォグラフィック 世界の酪農
世界の牛乳消費量を一人当たりで比較した2026年最新版ランキング
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世界で牛乳を最も多く飲む国はどこか──本記事では2022〜2024年の最新データをもとに、一人当たり牛乳消費量(飲用牛乳)乳製品全体のミルク換算の双方で国別ランキングを分かりやすく示します。日本の消費量は世界と比べてどのくらい低いのか、なぜ差が出るのか(文化・乳糖不耐症・経済要因)を一次データで検証します。


一人当たり消費量ランキング(乳製品全体・ミルク換算)

乳製品いろいろ 牛乳 ヨーグルト チーズ バターの盛り合わせ

乳製品全体のミルク換算」は、牛乳そのものに加えチーズ・ヨーグルト等をミルク相当に換算した指標です。酪農文化が根付く欧州諸国が上位を占め、年間数百kgに達する国もあります。下表は代表的な上位20か国です(出典:FAO / Our World in Data 系統の集計に基づく)。

順位国名一人当たり消費量(kg/年)
1デンマーク396
2モンテネグロ395
3エストニア324
4アイルランド310
5スイス306
6アルバニア298
7カザフスタン284
8マルタ281
9オランダ269
10ウズベキスタン261
11リトアニア260
12フランス258
13フィンランド257
14オマーン244
15アルメニア241
16モンゴル241
17エルサルバドル237
18バーレーン236
19ギリシャ232
20ルクセンブルク231

解説:上位国では「乳製品全体」で非常に高いミルク換算になっており、食文化(チーズ・ヨーグルト等の普及)が寄与しています。一次データは Our World in Data / FAO 系の統計を参照しています。

飲用牛乳(fluid milk)の一人当たり消費量ランキング

新鮮な牛乳のグラスとボトル|朝食やカルシウム補給のイメージ
新鮮な牛乳で一日をスタート

飲用牛乳」は日常的に牛乳そのものを飲む量を指します。乳製品全体より数値が小さく、上位は東欧・オセアニア諸国に偏る傾向があります(CLAL 等の集計参照)。日本の一人当たり飲用牛乳消費は約30kg前後です。

順位一人当たり(kg/年, 近年)
1ベラルーシ約118
2ニュージーランド約103
3ウクライナ約92
4オーストラリア約91
5イギリス約90
6カナダ約70
7インド約61
8アメリカ約59
9ブラジル約52
10EU平均約52

注:国によって統計の集計方法・分類が異なるため、出典(CLAL / 国別公表値)を必ず確認してください。日本の消費量は最新の国別報告を参照しています。

総消費量ランキング(総量) — 人口規模の影響

総消費量(トン単位)では、人口の多い国が上位になります。特にインドは生産・消費ともに世界トップクラスで、総量では突出しています(国際報道・集計参照)。

  • インド:総消費量・生産量とも世界トップクラス(数千万トン規模)。
  • EU全体・アメリカ・中国・ブラジル:大規模な総消費を維持。

なぜ国ごとに差が出るのか?(要因別の解説)

1. 文化と食習慣

欧州ではチーズやヨーグルトが日常的に使われるため、乳製品全体のミルク換算が高くなります。一方、飲用牛乳のランキングはまた別の顔を見せます。

さまざまな種類のチーズが並ぶ売り場
チェダーなど多彩なチーズが並ぶ売り場

2. 乳糖不耐症の分布

東アジアや一部アフリカでは乳糖不耐症の割合が高く、直接飲む牛乳の摂取が文化的に広がりにくい傾向があります。これは消費量の地域差を生む重要因子です。

3. 経済発展・所得水準

所得が上がると乳製品の消費が増える傾向があります。新興国では所得向上に伴う「乳製品需要の拡大」が観察されます。

4. 供給側の構造(国内生産・輸入)

国内酪農の規模、輸入依存度、加工産業の成熟度が総消費量・品目構成を左右します。中国の需給ギャップや在庫化の事例は注意深く見る必要があります。

日本の現状と現場からの示唆

日本の一人当たり牛乳消費量(飲用)は約30kg前後で、欧州や北米の水準より低いのが現状です(公的報告・業界レポート参照)。学校給食での摂取は若年層のカルシウム確保につながっている一方、成人の飲用は減少傾向にあります。

日本で牛乳を一番飲む県はどこ?都道府県別 牛乳消費量ランキング
総務省とJ-MILKの最新データを基に、都道府県・都市別の牛乳消費量ランキングを図解で解説。上位県の理由や生産量とのギャップ、最新推移まで酪農家が分かりやすく紹介します。

現場から見たポイント

  • 消費減少は「生活様式の変化」と「代替飲料(植物由来ミルク等)」の影響がある。
  • 生産側は高コスト(飼料輸入依存等)に悩んでおり、付加価値商品の開発が鍵。
  • ローカルブランドや直販、観光と連携した認知拡大が有効。

まとめ・データ参照

  • 欧州諸国が乳製品全体の一人当たり消費で上位を占める一方、飲用牛乳は東欧・オセアニアが強い。 
  • 日本の一人当たり牛乳消費は先進国の中で低く、1人当たり約30kg前後で推移している(最新データ参照)。 
  • 総消費量では人口の多いインドが突出している。消費トレンドは新興国で増加、先進国では安定〜微減。

結論:乳製品全体のミルク換算では欧州が圧倒、飲用牛乳では東欧/オセアニアが強い。日本は一人当たりで低めだが、総量では人口規模や加工品の影響で異なる顔を見せる。今後は新興国での需要拡大が期待される一方、先進国では植物性代替の影響で横ばい〜減少傾向が想定されます。

実務的示唆(酪農者・メーカー向け):

  1. データに基づいた製品設計:地域の消費プロファイル(飲用主体か加工品主体か)を踏まえて商品を作る。
  2. 付加価値化と直販:高付加価値商品・加工品で単価を上げる。直販・D2Cで顧客接点を構築。
  3. 輸出戦略:総量大国(例:インド)や成長市場向けの加工品や技術支援でニッチを狙う。

参考データと出典

  • Our World in Data — per-capita milk consumption data.
  • CLAL — per capita and drinking milk statistics.
  • FAO — dairy and milk product reports.
  • WorldPopulationReview — country rankings by milk consumption.
  • USDA FAS Japan — dairy sector reports (日本の生産・消費動向).
  • Reuters — 中国の需給と在庫化に関する報道(事例).

※注:統計は集計年・定義(飲用牛乳か乳製品換算か)により数値が変動します。本記事は入手可能な最新公開データ(2022–2024の公表)を参照して作成しています。

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この記事を書いた人

神奈川県横浜市の非農家に生まれる。実家では犬を飼っており、犬部のある神奈川県立相原高校畜産科学科に進学。同級生に牛部に誘われ、畜産部牛プロジェクトに入部。牛と出会う。

大学は北海道の酪農学園大学に進学。サークルの乳牛研究会にて会長を務める。ゼミでは草地・飼料生産学研究室に所属。

今年で酪農歴10年!現在は関西の牧場にて乳肉兼業農場の農場長として働いています。

【保有免許・資格・検定】普通自動車免許・大型特殊免許・牽引免許・フォークリフト・建設系機械・家畜商・家畜人工授精師・日本農業技術検定2級・2級認定牛削蹄師

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